某所で新月予報を出している「星見当番」の裏日記。裏当番&裏テントチームが執筆を担当


by ura_hoshimi

<   2007年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

語るに落ちたな。

【ブルーブラック裏当番記す】

ココロは万年筆のインクよりブルーでブラックな裏当番記す。
暗い暗い吐き出し話なので、通りがかりの方は読まぬが吉。

今朝、朝の5時半に起きたら雨が降っていた。
早朝から開いている都内の書店に行くつもりで
着替えて6時半に家を出たのだが、駅まで行った時点で
お財布を忘れたことに気付いて引き返す。

帰宅すると、バスルームの明かりがついている。ヤツだ。
ちょうどいい。用があったのだから待たせてもらおう。
裏当番はバスルームのドアが見える位置にある椅子に座った。

ヤツは、裏当番及び家族の他のメンバーと生活時間帯が違う。
「時間的棲み分け」のつもりらしいが笑止千万である。
平日の昼間、他の3人が仕事に出ている間と、休日の明け方だけ
ヤツは「下界」に降りてきて自分の分の洗濯や食事をし、
玄関に花を活ける。

裏当番はこの玄関にある花が大嫌いだ。
取り澄ましたようなセンスのいけ好かない花たち。

ヤツが花を飾るのは玄関を居心地よくするためのものではない、
示威行為なのだ。ヤツの居室のベランダには花活け用の植物が
鉢に植えられて沢山並んでいる。しかしヤツは裏チーム側のベランダに
かつて並べておいた、お庭番鍾愛の鉢植えバラの土に
平日の昼間、お庭番が留守の隙に塩を盛った。
帰宅したお庭番が泣きながら塩を取り除いたが、
その時のバラは死んでしまった。

またある日、たまたま仕事先で貰ってきた花束を
リビングの花瓶に活けておいたら、翌日留守の間に
花瓶ごと捨てられた。

オーブンの天板も、食事当番が焼き菓子を作るという理由で
留守中にどこかに持ち去られた。洗濯物をうっかり放置したら
裏チームの分だけが持ち去られたこともある。

リビングのカーテンも、ある日帰宅したら剥ぎ取られていた
(これは裏チーム絡みではないが)。
食器棚の中の、割れるもの全部が割られていたこともある。
冷蔵庫の中身が、全て(本当に全て)消えていたこともある。

何か気に入らないことがあると、ヤツはそういうことをする。
一番ターゲットになりがちなのは、裏チーム(の宿主)である。
留守中に来た郵便物のうち、裏チーム宛のものを抜きとって
どこかに隠したり捨てたりする(他のメンバー宛は無事)。

通販の商品で、まだ支払いが済んでいないものが
箱の上からめちゃくちゃに踏みつけられた状態で
クロゼットの奥から一週間後に発見されたこともある。

ネットを介して制作をお願いしたアクセサリーが郵便で来た時は
勝手に「受取拒否」と封筒に書き込んで返送しやがり、
ショックを受けた製作者様から連絡があって露見。
依頼者だった表当番が平謝りに謝って着払い宅配便で
日曜に届けてもらったこともある。

見つかるのならまだいい方だ。大抵のものは
闇から闇へと消える。部屋に溜め込んでいるものか、
それとも右から左へ捨て去るのか。

だから裏チームは今までなるべく自衛してきたのだ。
届く予定がわかっているものは、なるべく夜間配達にしてもらう。
そうじゃなければ休日に配達してもらう。普通郵便はいつ来るか
わからないので、時々重要な書類が裏チームの分だけ届かない。
(住民税の納付書とか。他のメンバーのものは無事)

しかし最近、普通の郵便物で平日昼間に届いたと思しいものが
無事に裏チームの手に入るという平和な日々が続いた。
さよう、ここ2、3ヶ月ほど。それでうっかり油断した。
オークションで落とした「タカラ製 小美人ドール」、
夜間配達を希望せずにそのままお金を振り込んでしまった。
送料のみ着払いのヤ○ト運輸。

15日に入金して、二日待っても来ない。不在票も入ってない。
出品者から宅配便伝票番号を聞いていないので状況を確認できない。
18、19日と過ぎてさすがに不安になったので出品者に連絡。
出品者の方から宅配業者に確認してもらう。

結果。「17日に配達、受領済み」との通知。
両親が受取っていないとすると、後はヤツしかいない。

ちょうどいい。確認させてもらおうじゃないか。
今度という今度は裏当番もアタマに来た。
しかし他の荷物ならいざ知らず、今回の第一目標は
ヤツを責めることではなく、小美人を無事な姿で取り戻すこと。
無事に裏チームの手に小美人が渡れば、もう何も言わない。
立て替えた着払い料金に重ねて預かり手数料だって払っちゃる。

だから裏当番は待った。バスルームのすぐ外で。
洗濯機の回る音とシャワーの音がする。いつまでも待ってやる。
どんなに長くかかっても、出てこないわけにはいかない。

十数分経過。スライドドアが開いてヤツが顔を出す。
途端、ヤツの視野に椅子に座って待ち構える裏当番が入る。
ヤツ、慌ててドアを閉めてまたバスルームに閉じこもる。
裏当番、廊下の壁に手をついてバリケードをつくり、更に待つ。

更に十数分。とうとうヤツが出てきた。
裏当番、当然壁に手をついて進路を妨害。
ヤツがこちらをにらみつけるのを待って口をひらく。

「火曜日に(裏当番註:17日)。
私宛の宅配便を着払いで受取ったでしょう。
立替えてくれたお金を払うから、荷物を渡して頂戴」

もはや、「受取った?」などと確認はしない。
確認すれば「知らない」と言うに決まっている。ヤツは黙ったまま。
素直に渡すとは思っていないが、何か言うまで通さないつもり。

ヤツ、右に左に逃げ道を探そうとする。
裏当番、当然ながら右に左にとヤツの進路を阻む。
とうとう、肩の高さでバリケードを作っている裏当番の、
腕の下を掻い潜って逃走しようと試みる。
させじと裏当番、潜ろうとした頭を利き手の左掌で押し戻す。
それでも逃げようとするので手首を掴んでやや大きめの声で
「荷物を渡して」と言う。ヤツは黙ったままひたすら逃げようとする。
逃がすか愚か者め。

ところで、バスルームに一番近いのは両親の寝室である。
この時、時間は朝の7時45分頃。聞きつけた父親が起きてきて
裏当番とヤツの間に入る。裏当番がこれ以上ヤツに近づいたり
触れたりできないように裏当番の利き腕を押さえながらも、
同時にヤツがこれ以上逃げられないように通路をふさぐ。

「後で俺から訊くから。お前は向こう(寝室)に入ってなさい」
と父親は言う。誰が入るものか。そして、ヤツを戻らせるものか。
裏当番は動かず、無言で拒否する。そしてもう一度言う。

「お金は払うから、荷物を渡して。」

父親がヤツに、目顔と何か短い言葉で問う。
ヤツはしばらく黙っていたが、父親の陰から小さく言った。

「人にものを頼む態度じゃない。」

聞き取れなかったらしく「なに」と父親。

「人にものを頼む態度じゃない。」

語るに落ちたな。
「人にものを頼む態度じゃない」と来たか。
ふーん、じゃあ人にちゃんとものを頼む態度で頼めば
あんたは不当に隠している私宛の荷物を出すのかい。

つまり、あんたが荷物を受取っていることは事実なんだね。
バカなのか確信犯(言葉本来の意味の確信犯である、ヤツは。
裏当番がヤツに奉った綽名は「家庭内テロリスト」である)なのか、
ヤツは「そんな荷物など知らない」とは言わないのだ。

父親は、裏当番がヤツの頭を掌で押し戻した所は見ていないが
ヤツが言うのはそのことを指してだろう。裏当番に言わせれば
「人のものを盗んでおいて言う台詞じゃない」。言い方はきついが、
こいつは盗みだ。しかもヤツは常習犯。盗人猛々しいとはこのことである。

そう言い返してやりたかったが、盗みなどという言葉を使えば
親はショックを受けるだろうしヤツは自分を棚に上げて逆上するだろう。
「語るに落ちたな」とも言ってやりたかったが、ぐっと我慢する。
何度も繰り返すが、今回はヤツを責めることよりも、
無事に小美人を取り戻すことこそが大事なのだ。
だから、裏当番は歯をくいしばってその言葉をのみこんで、
代わりに言う。

「じゃあ何て言えば返すのかしら?」さすがに声が尖る。

「もうやめろ。俺が後で訊く」と父親が割って入る。
その隙にヤツは自室へ逃走。裏当番は怒りのまま硬直する。
父親が話を聴くから部屋に入れ、でなければとりあえず座れと
促すが、裏当番は座る気などない。自室に戻るふりをして
そのままヤツの部屋の前(当然扉は閉まっている)に行き、
声をかける。無論返事などない。

そうかいそうかい。
幸い、今週末は時間はたっぷりあるのよ。
あんたが次に部屋から出てくるまで(トイレにゃ行くだろうから)
ゆっくり待たせていただくわ。無事な姿で小美人を返せばよし、
それまではいくらでもここで静かに座っていてやる。
もしも捨てたり傷つけたりしていたら、今までの分を含めて
裏当番の気が済むまで思う存分罵らせてもらうからね。

もうこちらから手は出さない。あんたに口実を作ってやるだけだから。
あんたの方からうんざりして手を出したら、いっそその方がいい。
今まであんたが捏ねた屁理屈を倍返しにして、○○送りにしてやる。

むろん、ただ座って時間を無駄になどしない。
裏当番は自分の部屋からでかいクッションを三つ持ってきて
ついでにポタの第6巻原書も持ってきた。携帯電話も手元に置いた。
最終巻が手元に来るまでの復讐、いや復習タイムにぴったりだ。
廊下の明かりをつけて、くつろいで読書に入る…が、怒りの涙で
視界がぼやけ、文章がアタマに入っていかない(当たり前だ)。

十数分後、父親が来て裏当番、発見される。
黙ったまま、だいぶ頑張ったのだが結局説得されて
裏当番は自室に戻ることにする。しかし怒りに体が硬くなり
立ち上がるのがつらい。

部屋に入って、PCに三大テノールのDVDを入れる。
何も考えないで済むようにヘッドホンをセットして
お針当番愛用の裁縫道具をベッドの上にひろげる。

文章を読める状況ではないとわかったので、
お針当番にバトンタッチして音楽を聴きながら縫い物をする。
縫うのは、作りかけで止まっていたドール用振袖(袷)。
最後の二着だけ、襟のまつり直前までで放置してたから。

縫い物は、いつでもアタマを冷やし心を落ち着ける役に立つ。
それに…もし、もし最悪の事態が現実になって、
小美人がいったんは裏チームの眼と鼻の先まで来ていながら
捨てられた、とか破壊された、なんてことになってたとしたら。

お針はココロに開いた穴を、今いる娘たちを愛でることで
埋めていくことになる。実に三年越しの未完作品である振袖を
完成させることは、小美人が無事でも無事じゃなくっても
ひとつお針当番のココロを明るくさせる事柄である。
だから、この部屋にいる間はお針は振袖を縫って待つ。

縫ってる振袖に恨みがこもったらなんとしよう。
恐怖!振袖人形の怨念。着せる前にお祓いしなくっちゃね。

父親が頃合を見てヤツに声をかけると言うが
もしそれが何の変化ももたらさなかったら。
お針は再びブルーブラック裏当番に出番をゆずって
夜通しでも本をかかえて廊下に座ってやるつもり。

この週末、二日だけだから。
二日座ってダメだったら諦めて忘れる努力をするから。
今はひたすら、纏り縫いをしながら時を待つ。
[PR]
by ura_hoshimi | 2007-07-21 16:26 | 裏当番記す
【お針当番記す】

例の、届かないお人形。
出品者から連絡が来たのだけど。

調べたら17日に既に受領されている、と言うのだ。
家族に確認してみてくれ、と。

がーん。

さっそく両親に確認してみる。
どちらも昼間は外出しているので、もし受取ったなら夜の筈。
そして、今回は送料分のみ着払いである。
立て替えてくれているなら払わねばならん。

ところが。二人とも知らぬと言う。
郵便物や宅配便は来たが、お針宛のは既に渡したし、
宅配便はお針宛ではなく両親宛のを受取ったのみ。
そもそも、着払いのものは受取った覚え自体ないという。

…とするとだ。残る可能性は少ない。
他に、誰がお針宛の宅配便を受け取って
着払いの送料まで払うだろう。

最悪の事態を予測しなければならないかもしれない。

天使か神様か、お針を守ってくれる者がいるのなら。
どうか小美人をお守りください(泣)。
無事にお針の手元に来ますよう。

もし来なくても(来てほしいけれど)、
どうかせめて小美人がひどい目に遭っていませんように。
そこまで○○○じゃありませんように。

配達時間帯を指定しなかったのがマズかった。
夜間配達にしてくれるよう事前に頼めていたら。
最近、普通に昼間配達される郵便物でも
何の被害もなくお針の手元に来ていたので
油断していた。楽観すべきではなかったのだ。
決して油断してはいけなかったのだ。

おかげで両親が不機嫌だ。
大事なものならなぜ自己防衛策をちゃんとしない、と。
それはそうなんだが。出品者が気難しそうだからとビビらずに、
ちゃんと夜間の指定をお願いしておけばよかったのだ。
「そんなこと面倒だからできない、取り引き中止だ」となれば
それはそれでよかったのだ(いや、よくないけれど)。

一応、いま無理を承知で出品者の人に再度連絡をとって
宅配便の伝票番号を教えてくれるよう頼んでいる。
それをもとに、明日宅配便屋さんに連絡を取る。
誰の手に渡ったのか、確固とした情報をつかまなくては。

宅配便屋さんの勘違いで、まだ配送センターにあったりしないかなあ(泣)。
[PR]
by ura_hoshimi | 2007-07-20 22:49 | お針当番記す

待つ身は長し。

【お針当番記す】

こないだの7月14日に、オークションでとあるお人形を落札した。
滅多に出てこない種類だったので、ちょっと頑張ってみた。
15日、台風接近の中を銀行まで振込みに行って、
出品者に「振り込んだですよ(でも休日だから銀行側の処理は
連休明けの17日ですよ)」と連絡を入れた。の、だが。

本日20日の夜になっても、品物は到着しない、連絡もない。
そして出品者は「誤認による混乱を防ぐため」とか称して
宅配便の荷物番号を教えてくれないのだ(どういう理屈だ)。

今までオク経由で手に入れてきたドールは、すべて
「人形」カテゴリの出品だった。一度だけ配達が遅れたことが
あったけど、出品者は総じて連絡がマメで丁寧で、
安心して取り引きができたのだけど。

今回落札したのは映画『モスラ』とのタイアップ商品、
「小美人ドール」で、出品カテゴリが「人形」ではなく「特撮」。
たまたまこの出品者がちょっと変なのかもしれないが
一度くれた連絡の文面なんかも非常に切り口上で怖いのだ。
その連絡も、一度きりで後はこちらの問い合わせにも返事がないし。

単なる遅配か、出品者が単純に発送を忘れてるとか、
そういうことだったらいいのだけど。早く届かんかのう。
おばち…おねーさん換装用のボディも既に二人分買って
待っておるんじゃがのう。待つ身は長い。

待っている間にネット注文したミニチュア楽器が今日届いた。
1/6サイズのトランペットなのだけど、勇んで開封したら、でかい。
うーん、かわいくて精巧なんだけど、うちの娘たちにはでかいよ(泣)。
構えさせたら、ベルの部分がトロンボーンくらいのスケールに見える。
まあ、これはこれで私が昔を懐かしむアイテムとして飾るからいいや。
ドール用にはいずれ、同じお店で1/12トランペットを買うことにする。
[PR]
by ura_hoshimi | 2007-07-20 20:23 | お針当番記す

三大テノール

【ものすごく久しぶりにお針当番記す】

前回、お針当番が書いた記事にも追加した情報だけど、
某ようつべさんで三大テノールが歌うアマポーラ映像を見つけた。

これだー、これだよー(T-T)。歌当番、感涙。
たまたまTVつけて一聴き惚れ(?)した、あのローマコンサートの。
同じコンサートのCDは持ってるけれど、耳だけで聴いてると、
どうも三人の声の聴き分けがうまくいかなくて誰がどの部分を
歌っているのかが段々わからなくなるんだよー。

映像を観て思い出した、この歌はカレーラスがメインで歌ってたんだ。
途中ちょっとドミンゴのおいちゃん。パヴァロッティはハモってるくらい。
この歌を歌ってるときのカレーラスが時々見せる笑顔がすっごく素敵。

二番目の「アマポーラー リンディシマ アマポーラー」の箇所は
ドミンゴが歌うんだけど、うーん、ドミンゴの声も甘くてまろやかでイイ。
でもやっぱり歌当番、アマポーラはカレーラスの爽やか青年声で
歌ってくれるのが一番好きだわ。クライマックスの部分は再びカレーラス。

歌当番は、三大テノールでは愛嬌のあるパヴァロッティが一番贔屓で
次に好きなのがいかにも気弱そうに見えるカレーラス。
やらしーい感じのドミンゴおいちゃんは…なのだけど、
しかしこの人、やらしーい歌を歌うとすごく似合うもんなあ。
結局三人とも好きかもな。

Three Tenorsで探してみると結構色んな曲が聴ける。
ああ、これ嬉しいなあ。著作権のことを考えると良心がチクリとするが。
エッフェル塔が見えるからパリコンサートの時のかな?三人で『リゴレット』の
「ラ・ドンナ・エ・モビレ(女心の歌)」を歌ってる映像なんかも楽しくていい。
これは、ドミンゴが歌っている箇所が一番面白い。
風貌的に、一番マントヴァ公爵が似合いそうだもんな。
フマジメそうなところが大変よろしい(誉めている)。

ローマ編のメドレーの中の一曲、「シェリト・リンド」も楽しい。
これのメインはドミンゴ。

それからローマ編でカレーラスがソロで歌ってる「グラナダ」も好き。
観ていて楽しめるのは表情に愛嬌のあるパヴァロッティだけど、
もしかして純粋に声だけなら歌当番はカレーラスが一番好きなのかも。
かっけーよお、カレーラスー。

しかし、あの映像がないな。
ローマコンサートのトリとアンコールで歌った「オオ・ソレ・ミオ」。
この歌はパリコンサートでもロスのコンサートでも歌ってるけど
ローマ編の「オオ・ソレ・ミオ」は楽しかった。

その状況がCDにもマルっと入っているのだけど、
いっぺんトリの曲として「オオ・ソレ・ミオ」を三人で歌って、
その後、三人のうち誰か二人の声で「ダー・カポー」「ダー・カポー」
と言いあってる声が入る。「ダー・カポー」はつまり、「ダ・カーポ」。
「もう一回いっとく?」「もう一回歌うか」とか言ってる声がして、
再び「オオ・ソレ・ミオ」の前奏―客席から湧き上がる拍手。

歌いだしはパヴァロッティ、次をドミンゴが引き継いで、
さらにカレーラスが歌い継ぐのだけど、パヴァロッティが
うっかりまつがえてドミンゴが歌いだす箇所の初めまで
一緒に歌ってしまう。「やべっ」と照れ笑いするパヴァロッティ、
「しょーがねーなあ」と苦笑しつつ歌うドミンゴ。
カレーラスもつられて苦笑してる。

さてパヴァロッティがソロで歌うクライマックス。

パヴァロッティ、気合を入れて
「オオ・ソオオオオオオオ~~~~~~~~レ・ミイイオ~♪」
どこまで伸ばす気だオッサン!カレーラスとドミンゴ、脇に寄って
「おいおい何すんだこのオッサンはよ」って苦笑しながら
パヴァロッティを見…つつ何かヒソヒソ二人で話してる。

そして同じメロディのリフレイン。
今度はパヴァロッティがお休みでカレーラスとドミンゴが歌う。
カレーラスとドミンゴ、二人顔を合わせてニヤリと笑って
ドミンゴがカレーラスの肩に手を置き、仲よく歌いだす。

「オオ・ソオオオオオオオ~~~~オオオオ~~~~~
~~~~~レ・ミイイイイオ~~~~~~~~~~♪」

情感たっぷりに腕を大きく広げて、
パヴァロッティに負けないロングトーン。大ウケする客席。
指揮者(ズビン・メータ)もオーケストラも、みんな笑いながら
続きに加わる。パヴァロッティも手を叩いて大ウケ。

最初のパヴァロッティのは、アドリブだったのか、
それとも最初から最後まで、三人(プラス指揮者とオケ)
全員グルで考えた演出だったのか、わからないけど
楽しかったなあ、あれは。

…と思ってたら、それもあったよ!
件のアンコール部分だけだけどさ
「ダ・カポー」っていうのは入ってないけれど、これ。
ようつべおそるべし。ホント何でもあるな。

ああもう、絶対DVD探して買おっ。やっぱり映像つきはいいわ。
[PR]
by ura_hoshimi | 2007-07-14 16:56 | 歌当番記す

アマポーラ

【お針当番記す】

※探してみるもんだ、某所に三大テノール版アマポーラがあったよ。
この曲を聴きながら以下を見てもらえるとうれしかったり。

c0054904_1901740.jpg

De amor
en los hierros'de tureja,
de amor
escuché la triste queja.
De amor
que sonó en mi corazón
diciéndome así
con su dulce canción:
(君の窓の鉄格子に 私は聴いた
恋ゆえ 恋ゆえの哀しい嘆きを
恋ゆえの言葉は 私の心に
甘い調べを伴って 高鳴り こう告げたのだ―)

c0054904_1943962.jpg

Amapola,
lindísima Amapola,
será siempre mi alma
tuya sola.
(アマポーラ この上なく美しいアマポーラ
この私の魂は とわに君だけのもの)

c0054904_1963746.jpg

Yo te quiero,
amada niña mía,
igual que ama la flor
la luz der día.
(君を好きだ わが愛しい乙女よ
花が日の光を慕うように)

c0054904_199223.jpg

Amapola,
lindísima Amapola,
no seas tan ingrata
y ámame
(アマポーラ この上なく美しいアマポーラ
そんなにも冷たくせず 愛してほしい―)

c0054904_19111596.jpg

Amapora,Amapola,
¿cómo puedes tú visir
tan sola?
(アマポーラ アマポーラ なぜ君は 
そんなにも一人で生きていけるのだろう?)


c0054904_19145032.jpg

以前、史子姐さん用にあつらえたひなげし柄のドレスを
猫っかぶりカオリちゃんに着せてみた。
黒茶髪に、赤いひなげし模様が映える。

(6月からこのドレスを着ていて、今回追いはぎされた姐さんは
オクでドレスだけ買ったスカジャンサヤカの黒ドレスを着ている。
付属のパールネックレスを着け、黒のエナメル調ハイヒールを
履かせたら、なんだか未亡人ぽい雰囲気になってしまった。
短い黒ヴェールつきのトーク帽でもあつらえてやりたくなる。)

お針当番お気に入りの歌「アマポーラ」の歌詞のイメージで
撮影してみた。本当はこれ、史子姐さんで撮影する筈だったが
カオリちゃんに着せてみたら、髪の色もあってこっちの方が
南欧美人の雰囲気が出ていたので彼女で撮影。

アマポーラ、とはスペイン語で「ひなげし」という意味。
ここでは大文字で女性の名前として歌われている。
男の愛に応えてくれない、美しいけれどつれない女性の歌。
お針は三大テノール・イン・ローマコンサートでこの歌を知った。
パヴァロッティ・ドミンゴ・カレーラスが声を合わせて歌うこの歌は
もう最高だった。コンサートCDを買って、今も繰り返し聴いている。
[PR]
by ura_hoshimi | 2007-07-07 19:23 | お針当番記す

巽ねえさん初登場

【お針当番記す】

ゆうべ久しぶりにドール写真を撮ってみたら、
なんだか意欲が湧いてきた。ので今日も深夜の写真館。
夜でもいいから、とにかくこの熱が続くうちになるべく撮っておこう。

今夜のモデルはカレンダーガール火消しキサラさん。
某所のビットさん応援企画も兼ねて、絞りの襦袢で緋の舞を。

c0054904_194378.jpg

全身像。すずさん用に作った金魚襦袢を前結びで。
ボディはボークスEBビューティA。史子姐さんよりも
少しだけ胸があるボディなので、襟元ガッと開けました。ガッと。


c0054904_1185734.jpg

うん、今まで着せた二人にはない、この陰影がね。
「どこ撮ってやがる!(#゚Д゚)」


c0054904_1271887.jpg

邪念入りまくりでピンボケ続出の撮影会でありました。
沢山撮って沢山削除したんだけど、残った中のコレもピンボケ。
不機嫌そうだったりいかにも嫌そうな顔してたり、
キサラ族にあるまじき泣きそうな顔の写真まで出現。
いつもは、これ着てても不敵な顔なんだけどなあ。
夜中に働かせたのがよくなかったのか。


c0054904_1334249.jpg

アップで一枚。美人だねえ。

いままで、彼女のローカルネームを決めていなかったが
今夜撮影をしながら決めた。彼女の名前は巽(たつみ)さん。
巽姐さん、通称「たっちゃん」。史子姐さんは「たっちゃん」と呼び、
すず子さんは「たっちゃん姐さん」と呼ぶ。

「たっちゃん」の発音は「さっちゃん」と違って
頭にアクセントはつけず平板に発音する。
「若干」「楽観」と同じアクセント、と本人は言う。

沢山撮影したのだが、同じような角度のばかりなので
今夜はこれだけにしておく。うわもう夜中の二時か。
寝なくては。
[PR]
by ura_hoshimi | 2007-07-03 01:48 | お針当番記す
【お針当番記す】

毎週、週末になると「さあ縫い物を」と思うのだけど
たいてい昼寝や読書をしているうちに休みが終わってしまう。
いつの間にか増えているドールたちを撮影しなきゃとも
思うのだけど、腰が上がらないうちに6月も終わってしまった。

今週末も、自堕落なまま終わりに近づきかけた、夜のこと。
郵便屋さんが来て細長い小包を置いていった。
あれ、通販もオクも、今週届く予定のものは
全部届いたはずだけど。なんだっけかな、これ。

見たら、差出人はリカちゃんキャッスル。
ああ、リトルファクトリー in Tokyoで頼んだお人形だ!
まさか今日来るとは思わなんだ。頼んだのは6月中旬で
一ヶ月かかると言われたのに。キャッスルさん、仕事速っ。

注文したドールは、名を「カオリちゃん」と言う。
早い話が、名前で買った(笑)。ふと思ったんだが
「あいこ」とか「ちひろ」とか「ミツキ」とか「リエ」とか
そういう名前を本名に持つドールファンは、やっぱり
自分と同じ名前のドールが気になるものなんだろうか。

さすがに「キサラ」「シオン」が本名の人はいても少数だろうけど
「たまき」「エリカ」「リナ」あたりはお針当番と同世代でも居そう。
あ、あと「ナオミ」もいるな。とと、なんか脱線しそうだ。
話を戻そう。

さっそく箱から出してざっと髪を整え、スタンドに立たせて撮影。
夜にさっと撮った写真なので写りがよくないし、衣装もデフォのままだが
「いい条件」や「ふさわしい衣装」が調うのを待っていたら
いつまで経ってもお披露目できなそうなので、このまま。

というわけで他に迎えているドールを差し置いて
キャッスルカオリちゃん、披露!


c0054904_22101683.jpg


全身はこんな感じ。ボディは首がかしげられない旧タイプ。
着ているのはキャッスルドールの新スタンダードとなった
きなりのシュミーズドレスに白いフラットシューズ。
上品でたいへんよろしい。ただ、このシュミーズは可愛いが
この「カオリちゃん」に似合っているかというのは微妙。
白いフラットシューズはとても可愛い。この靴市販してくれまいか。

シュミーズドレスは後ろあき。ちょいと脱がせて見てみたが
非常に簡単かつ効率的な構造。襟ぐり以外全部直線なのだ。
ヨークのところ、アームホールを作ってないのね。
正面から見ると作ってある風に見えるのだけど。
手間要らずで見映えもよくて、なかなかよろしい。


c0054904_22363381.jpg


正面顔、こんな感じ。
仕様は、まつ毛とアイライン、黒目の輪郭と瞳がネイビー。
黒目の輪郭の中がブルーグレーで塗られていて、
瞳の下に並んでいる四つの点がワインレッド(両脇)、
白(中心向かって左)、黄色(中心向かって右)。
二重まぶたのラインと眉毛がグレー。アイシャドウ薄紫。
チークはオレンジ系。リップはピンクベージュ。

このヘッド、植毛前に見た時は薄紫のアイシャドウが
ひどくケバく見えたのだけど、髪色を「黒茶」にして
横分け前髪ありのストレートロングにしてもらったら
そうケバくも見えなくなった。シャドウが薄紫でも、
これならまあまあナチュラルメイクで通るのではあるまいか。


c0054904_22492445.jpg


ピアスは白で、四弁のお花型。指輪も同じく。
なぜかこのカオリちゃんは、向かって左側
(本人にとっては右)を向いた時の方が
かわいく、というか優しげに写る気がする。
史子姐さんやすずさんは横目である関係上
向かって右を向いた時の方がうつりがいいため、
人形をこっち側から写すのはちょっと新鮮。


c0054904_22581674.jpg


なお、逆側から撮るとこんな感じ。
光の加減か、もう一方より性悪に見える。


c0054904_231492.jpg


初登場時がガングロ・ギャル仕様だったカオリちゃんも
髪色と髪型を選べばここまで 地味に  清楚に。
自分と名前のかぶるお人形がギャル仕様なのがイヤで、
今回のオーダーは「ギャル出身のカオリちゃんを、
どこまでお嬢風に仕上げられるか」が課題だった。
名づけて「カオリちゃん・マイ・フェア・レディ計画」。
 
なんだか、ギャルやってた子がおカタい企業に就職することになって
髪を染め直して無理矢理ナチュラルメイクにしたようにも見えるけど。
これからこのカオリちゃんを「ネコっかぶりカオリちゃん」と呼ぶか(笑)。

結構素顔は地味。化粧で変わる子。陰では結構努力家。
今は一生懸命勉強してる。でも時々敬語を間違える(笑)。
そんな子。
[PR]
by ura_hoshimi | 2007-07-01 23:19 | お針当番記す