某所で新月予報を出している「星見当番」の裏日記。裏当番&裏テントチームが執筆を担当


by ura_hoshimi

カテゴリ:裏チーム入り乱れ( 22 )

【最初に裏当番記す】

やる気が出ないダラダラの一ヶ月間。
お針当番のドール振袖作りは遅々として進まない。

なぜか。

振袖本体を縫うのは色や柄に助けられて結構楽しく進むんだけど、
本体を作った後で、帯やら足袋やら半襟やらの小物類を作るのが
面倒なんだよねー、ということで、今回は小物から先に攻めたのだ。

その結果。

半襟の準備だけで心が折れた。

馬鹿正直に、縫いたい振袖本体の数と同じ本数の半襟、
20本を一度に縫おうとしたりするからだよ。
お針当番の辞書には「ほどほど」という文字がない。

その他、ドール関係以外でも色々あって全体的に落ち込み気味。
オモテも更新する気が起きないし、体調まで変になってきた。
病気、というほどのことではないのだけど。

前よりもお腹をくだしやすくなったとか(腹痛はない)、
何もないところで頻繁に転ぶとか、手に力が入らなくなって、
特に重たくもない、普通に持ったり握ったりできそうなものを
ちゃんと持ちきれなくて取り落とすとか(ペンや書類や
携帯電話やファイルが手から勝手に躍り出ていくように見える)
指が震えてタイプミスを繰り返すとか靴紐が結べないとか。

心身症(というのが正しい呼び名かわからないが)か?これ。

今はちょっとマシになったけど、先週はひどかった。
ブログ(オモテの)を更新しようとしてPCに向かっても
最初の一文字が打てない。タイトルを考えつけない。
書きたいことがないわけではない。ささやかなものだけど、
ネタはいくつか溜めてるのがある。でもPCに向かうと書けない。

だから先週は諦めて仕事から帰ったらすぐ寝る生活をしていた。
PCに触るのはメールチェックだけ。じっさい仕事が忙しかったし。
手が震えて危ないというのを口実に、針も持たなかった。

そんで布団にくるまって小説と漫画本を読んで逃避していた。
小説は浅田次郎の『蒼穹の昴』(超面白かった)、
漫画はPEACH-PITの『ローゼンメイデン』(いまさら)。
と、ここまで書いたところでお針当番記す―


【お針当番記す】

人形者としては「何を今更」な一作、『ローゼンメイデン』を読んでいる。
しかも読んでみようとしたきっかけが例の兄貴※だなんてとても言えない。
(…書いてるだろうが)

※つまりこうだ。

1)お針当番、ニコ動の兄貴こと「いさじ」の歌唱にハマる。

2)「いさじ」の歌う超漢前な「聖少女領域」を聴く。

3)ついでに本家Ver.の「聖少女領域」も聴いてみようと検索する。

4)なんだ、これローゼンメイデンの主題歌だったの?→OP動画試聴。

5)あ、意外と好みかも(OP動画が。歌はいさじVer.の方が好き)。

6)近所の新古書店で原作が格安で売られているの発見。

7)読んでみる←いまここ。


ストーリーは、うーん、普通?
つまらなくはないけれど、無茶苦茶ハマるという程でもなく。
でもドールズは確かにみんなかわいい。主にお洋服が(そこか)。

もしもローゼンメイデンドールのうち一体を手元に置けるとして
お洋服を抜きにして、純粋に中の人の魅力で選ぶなら
お針当番は金糸雀かなあ。服はアレだけどあのおデコがいい。
カナかわいいよカナ。

逆に服はかわいいけれど中の人にはそそられない、というのが
翠星石と蒼星石の双子。グリーンと赤のオッドアイなのもなんだかなー。
ネコのオッドアイと同じ青目・金目だったら惹かれたかもしれない。

翠と蒼の双子、お洋服は文句なしに可愛いんだが。
うちのリトファ多毛リエ姉弟にあれのレプリカを着せてみたいくらい。
―自作は面倒すぎるのでやらないけれど。

根がリカ・ジェニー者であるので、読んでいてつい
「ローゼンメイデンをリカジェニで再現したらどの子がどれか」と
考えてしまう。1/3か1/4スケールであろう球体関節人形を
1/6のソフビドールで再現しようとするのも変な話だけど。

水銀燈はシオンでいいんじゃないかな。
前にキャッスルで出していたピンク目で銀髪の。
それから、髪色も目の色も違うけどCGゴスロリフローラに
雛苺の服を着せたらきっとものすごくかわいいと思う。
しかしでっかい雛苺…。

金糸雀は、リカフレンドのきらちゃんっぽいと思う。
おでこが丸くて広い感じなのが。真紅・翠と蒼の双子は
どのドールにすればいいか考え中。って作るわけではないけど。

余談。

日曜、サンクスフェア東京に行ってきた。
気分が落ち込んでいて行きたくなかったが、
前々からリトファの予約を入れていたし、
家にいても気分が悪化するばっかりなので
なんとか起き上がって出かけてみた。

最終的には、行ってよかった。
ちゃんとリメイク一体、フルオーダー一体注文できたし。
(ひそかに購入していた67サユリをリメイクに出してきた。
オーダーがうまく通じていれば歌姫になって戻ってくる予定。
フルオーダーで頼んだのはきらちゃん。)

買いたかったドール服も買ったし。
「あたギャラ」は眼福この上なしだったし。

それに、ネットで交流させていただいている方にもお会いできたし。
元々、67キサラとキャスコレリエに振袖を着せて連れて行ってたが
お会いできるとわかっていたら、史子姐さんを連れてくんだった。

で、画像なんだが。デジカメ忘れたんだ。
仕方なくつい先週買い換えた新しいケータイで撮影。
まだ操作方法もよくわかってない(着信音さえ変えてない)のに
闇雲に構えて撮ってみる。

そしたら、最近のケータイは進化してるんだなあ。
最新機種じゃなくて、そのひとつ前の機種なんだけど、
顔を勝手に認識してピントを合わせてくれる。
しかも、人形の顔も顔と認識してくれるんだから驚きだ。

こういうカメラって、どこまでを「顔」と捉えてるんだろうなあ。
ネコやイヌに向けても顔をとらえてくれるのか、
たとえば人形でも目鼻のバランスが極端なタイプにも
ちゃんとピントを合わせてくれるのか、色々試したい感じ。
たとえば一旦平面化された顔(ポスターになってる人の顔とか)を
撮影しても、顔にピントが合うんだろうか。

それはさておき。
ケータイには現在、ばしばし撮ってきたかわいい人形の画像が
溜まっている。操作方法がまだよくわからないもんだから、
撮った画像をPCに落とすこともできず、ただニヨニヨと眺めている。
そのうちどうにかして画像をのっける予定。

開場の30分くらい前に来て受付表に名前を書いたのに、
リトファの呼び出しが来たのは2時間後くらいだった
(お針当番の呼び出し順は12番目)。注文を終えたら15時半。
買物客の数はどんどん増えて、レジには長蛇の列ができていた。

16時過ぎに会場を出る。
が、出た途端に方向感覚がわからなくなり、
人形町の駅に戻れなくなる。さ迷い歩いた挙句、
なぜか都営新宿線の馬喰横山駅に辿り着き、
そこから新宿へ出る。ついでにボークスに寄って
予備のボディを買っていこうと思って下車。

ありゃ、新宿ショールームっていつ閉店になったのorz
仕方がない、今度仕事帰りに秋葉原ショールームで買うわ。
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by ura_hoshimi | 2010-02-22 01:58 | 裏チーム入り乱れ

お煙草盆でズームイン!

【裏当番・後半少しお針当番】

今日の表題を見て笑った人は、きっと森茉莉の愛読者。

森茉莉の連載エッセイ『ドッキリチャンネル』の中に
「ズームイン!!朝!」に出ている(当時)徳光和夫の顔を
こきおろして「お千代、お花の顔」と評したくだりがある。

お千代・お花とは何か、ということについては
裏当番がとやかく説明するより森茉莉本人の言葉を
見た方がいいので、以下、引用。前半は徳光和夫ではなく
久米宏の顔についてなのだが、そこから引用しないと
面白くないので、長いのを構わず抜き出してみる。

(なお、元の文は改行なしで延々と続くのだが、
横書きでそのままだと見づらいので、適当なところで
裏当番が改行を入れた)

ズームイン!!朝!の徳光和夫と、木曜のベストテンに
黒柳徹子と出る人物とはライバル視されていてそれぞれ贔屓が
あるらしいが、私は断然久米宏に軍配を上げる。
贔屓の黒柳徹子の言葉だが久米宏の顔は額だけがいいのではない。
額から先に出来たような顔だが額以外の造作も額にぴったり嵌っている。
黒柳徹子と調子を合せるのも大変なことだ。

ズームインの徳光和夫の方は顔のことは言ってはいけないと思うが
お千代、お花の顔(昔の小学校の読本に出て来た
耳の前にお河童位の長さの髪を切り下げ、あとはひっつめて
頂辺(てっぺん)にお煙草盆のようなものを
のっけていて
母親が「お千代や、魚屋が来たから
このお皿を持って行ってお刺身を作って貰っておいで」
「はいお母様」のお千代の顔。丸谷才一もこの顔だ
つまりいやな顔でいやな腕を振り廻して
「ズーム、イン」とわめかれると朝の気分がこわれるのだ。


強調した「お煙草盆のようなものをのっけていて」という箇所。
これ、当番は今の今まで森茉莉一流の強烈な比喩だと思っていた。

昭和生まれの当番はそもそも「お煙草盆」自体を
間近に見たことがない。これを初めて読んだ頃は
「お盆といえば丸いもの」と思っていたので、頭のてっぺんに
円盤状のものをのっけた女の子を想像して混乱した。

後になって、煙草盆は丸ではなく四角いものだと知ったが
(参考→)知って更に混乱してしまった。

頭の上に円盤がのっているのも変だが、こんな取っ手つきの
長方形のお盆そっくりに髪の毛を結んで頭にのっけるのなんて
どう考えても変だ。しかもそれが小さい女の子の髪形なのだ。
頭の上に帆船のっけてたロココ時代の貴婦人もびっくりである。

本当にこんな髪型の子供がいたとは思えない。
そもそも髪の毛でそんな形を作れるとも思えない。
どうしても「お煙草盆ヘアーのお千代お花」が
イメージできないので、裏当番は仕方なく
「しんしゅーいち♪しんしゅーいち♪おみおつけ♪」
って歌うお味噌のCMに出てくる昔の田舎の女の子
(参考→)を思い浮かべ、そこに徳光の顔を貼り付けて
満足することにした。

(初めて知ったが、「しんしゅういち」は「信州一」ではなく
「神州一」なのであるらしい。そしてあのCMの女の子は
「み子ちゃん」という名前らしい。お味噌の「み」なら、
漢字で書いたら「味子ちゃん」なんだろうか。)

ところがだ。
先週、仕事の休憩時間にネットで昔の髪型を検索していたら
その名も「煙草盆」という少女の髪型が出てきたのだ。
明治時代によく結われた、8歳から12歳くらいまでの
女児の髪型だという。時代も年齢も、森茉莉が言う
「お煙草盆のようなのをのっけているお千代お花」と
ぴったり合うではないか。

「煙草盆」なる髪形を解説したページはこちら
ありがたいことにイラストつきだ。

もともとは、いわゆる「姫カット」の正式名称というか
伝統的には何て呼ぶのがいいのか、を知りたくて
調べているうちに見つけた。どうやらあれは
「鬢そぎ(びんそぎ)」と呼ぶらしい。
なるほど鬢(耳の横の毛)を一部削ぐから鬢そぎね。

「煙草盆」のイラストを見ながら
どうやったらこの形が作れるのか考えてみた。
後頭部の中央に分け目がある。前髪は別にして
後ろ側は現代で言うところの「ツーテール」が
ベースらしい。

まずは後頭部の高い位置でツーテールに結び、
次にそれぞれの毛束を互いに横に渡すようにして
余分を折り返し、納豆を包んでるわらづとみたいに
両端をくくる。この、裏当番には「わら納豆」に見える部分を
煙草盆の上部に水平に渡っている取っ手部分に見立てて
名づけたらしい。

裏当番の想像した手順で、本当に「煙草盆」になるかどうか
手持ちの人形でためしてみたくなった。お針当番を呼び出し、
実験開始。モデルになるのは久々の…

モデル「…はっ(悪寒)!」

c0054904_1945066.jpg

「ええと…お千代や。」
「…はい、お母様っ(怒)。」

久々に箱から出してもらえたと思ったら
こんなことのモデルにされていたくお怒りである。
だって、黒髪長髪で森茉莉が書くとおり
「耳の前でお河童くらいの長さの髪を切り下」げている、
つまり姫カットで、さらに都合よく着物姿の子というのが
ウチには彼女だけなのだから仕方がない。

人形の髪と人間の髪では、頭の大きさに対する
髪の太さの比率が違うので、「煙草盆」部分が
見本のイラストよりも太くなってしまった。
ゴムカタンで結髪、結び目をリボンで隠して撮影。

毛先も隠しきれていないし、そもそもアップ植毛でも
ツーテール植毛でもない子をむりやり結い上げたので
後ろや上からはとても写せないような惨状である。

c0054904_19501198.jpg

「乙女の命、わが至宝の黒髪になんたる狼藉。
お針当番と違って私たちの髪はデリケートなのに、
癖がついたらどうしてくれる。ぶつぶつ。」

すいませんすいません、これ終わったらすぐ解いて
癖がついてたら直しますから。ええと、あれです、
徳光和夫なんかよりずっと美少女ですよ。

「…かみあらうおゆ(怒り三倍増)」

はいお嬢様っ。

この髪型の「お煙草盆」部分。
裏当番には煙草盆の取っ手じゃなくて
どうしてもわらづと納豆に見えるのであるが。
裏当番が森茉莉だったら(どういう状況だそれは)
「頭にわらづと納豆のようなものをのっけていて」
って書くなあ。

しかし納豆では、あの「お煙草盆のようなものを
のっけていて」ほどのおかしみは出ないのである。
あれは煙草盆を知らない戦後生まれの人間をも
勢いで笑わせるだけの力がある。

明治生まれの森茉莉にとっては「煙草盆」は
身近な日用品だったろうし(たしか母親の志計さんか
母方のお祖母さんが煙管で煙草を吸っていたという
文章があったと思う)、たぶん髪型の「煙草盆」も
実際に見て知っていただろう。庶民の髪型のようなので、
お嬢様育ちの森茉莉自身はこの髪型にした経験が
ないかもしれないが。

ところでこの「煙草盆」なるネーミング。
当時この髪型が流行っていたのはいいとして、
本当に一般の人がこの髪型のことを「煙草盆」と
呼んでいたんだろうか。だとしたら、一体誰が
小さな女の子の髪型にそんな渋い名前を
つけたのだろう。

髪結いさんの間での符丁のような呼び名だったんだろうか。
この髪型にしてもらいたい時は「お煙草盆にしてください」と言えば
「はい煙草盆ね」とあっさり通じたんだろうか。

それとも明治時代のヘアカタログ(まさか写真集でも
ないだろうが、当時でも図解されたものが髪結床には
置いてあったんだと思う)に「煙草盆」が載っていて、
指さしで頼めばやってくれたのか?

でもこの髪型、8歳から12歳くらいの女児用なんだよね。
大人の女の人は髪結さんに結ってもらうだろうけど、
一般の家庭ではお母さんが娘の髪を結ってやるんだと思う。
髪型の名前としての「煙草盆」は家庭でも普通に通じたんだろうか。

裏当番が小さい頃、母に「今日は三つ編みにして」とか
「ダイアナにして(アニメ版『赤毛のアン』に登場する
ダイアナ・バリーの髪型。二つに分けて耳の横でみつあみにし、
それを輪にしてリボンをつけたスタイル)」と頼むと、忙しくない限り
その通りに結ってくれたものだが、明治のおませな女の子が
「お母ちゃん、髪の毛お煙草盆にしてぇ」と甘えて注文を出し、
それに母親が「あいよ、お煙草盆ね」と応じる図というのは
ちょっと想像しにくい。

「お千代、お花の髪型」の正しいイメージは獲得できたが、
また新たな疑問が増えてしまった。そして結局、
この髪型をした徳光和夫というのもうまく想像できない。
絵に描いてみようと思ったが挫折した。

まあ、お千代の髪型にした徳光和夫など見たくないから
描けなくてもいいけれど。本日の結論は、明治人の
髪型に対するネーミングセンスおそるべし、そしてやっぱり
森茉莉の悪口のセンスおそるべし、である。お粗末。

追記。

髪型としての「お煙草盆」、イラストこそついてないが
ウィキペディアにも載っていた。なんてこった。

なお、ウィキペディアによれば、納豆(違う)部分の両端ではなく
真ん中部分に子供向けの赤い鹿の子絞りの手絡を巻くそうだ。
あれ、それだったら時代劇で見かけたことがあるかもしれない。
思えば「神州一味噌」の「み子ちゃん」もこの髪型じゃないか?
ということは、み子ちゃんを思い浮かべて徳光の顔を貼り付けたのは
そう見当ちがいでもなかったということね。
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by ura_hoshimi | 2008-05-11 20:05 | 裏チーム入り乱れ

裏チームの週末

【食事当番、久々に活動中】

表テントの片隅に覚え書きを載せているが、
宿主どのが十数回目のダイエットに入った。

今回、主に健康対策なのであまり過激なことはしない。
口に入れたものを(ノーカロリーの飲物などを除いて)
毎日全て記録すること、同じく体重を朝晩記録すること、
間食を(我慢できるときはなるべく)しないこと、
そして平日はお弁当を持っていくこと。これだけ。

食事日記と、毎回の食事作りで久々に食事当番の出番。
弁当箱を新調して、今のところ休まずお弁当ライフを続けている。


【お庭番、停滞中】

夏中暑かったので、夜しか庭に出ない生活が続いている。
お庭番もへたり気味で、育てていたミニカボチャを枯らすという
珍しいことをやってしまった。地植えにしていたプリンセス・ドゥ・モナコは
虫にやられてほぼ壊滅。どうも、うちの庭というのはバラと相性が悪い。
そもそも半日陰だしなあ。

元気なのは、鉢植えにして日当たりのいいデッキに置いている
中国原産のマツリカだけ。さすが南国生まれ、暑いのが大好き。
わしわしと葉を茂らせて、次から次へと白い花を咲かせる。
夕方、外に出ると風に乗ってふわりとジャスミン茶の香り。


【お針当番、運針とExcelで遊ぶ】

ドール用振袖…帯やら帯揚げやら作らねばならんのだが…
半襟も…本体が全て仕上がったのだが、そこから先が進まない。
結局猛暑の間は帯一本仕上がらず。体調も悪かったんだけど。

その間、何にもしていなかったかというとそうでもなく。
お針、基本に立ち返って「ゆびぬき」を使った運針の特訓をしていた。
なんとかして揃った縫い目で・細かく・早く縫えるようになりたくて、
縫い物の基本が書かれた本から和裁の本まで色々見てみたんだが
「運針のしかた」が写真つきでちゃんと載っている本って意外と少ない。

探し回っているうちに、とある書店でやっと見つけた。
去年出た雑誌で、『おしゃれ時間。2006年春夏号』なるもの。
これは主婦と生活社 『美しい部屋』の別冊であるらしい。
巻末近くに「大人の家庭科」という連載ページがあって、
そこに「本気でうまくなる!運針」という7ページの記事が。

指導はキルト作家の黒羽志寿子さん。
和裁と同じ、リング型のゆびぬきを使い、和針を使うが
普通の和裁での運針と違って「くけ台」や「かけはり」は使わず、
また和裁の運針よりも針目が細かい(普通の運針は約4mm、
黒羽式運針は約2mm)。

おお、針目2mmとは助かる。当番が主に縫うのはドール服なので
普通の和裁の運針では目が粗すぎて使えないのだ。
(もっとも、その普通の和裁の運針、というのがお針の場合、
何度練習してもできなかったんだけど)

記事のとおりに、ゆびぬきと短い針を用意して、
最初のポジションに手を持って行ってみる。
記事についている写真は右利き用だから、頭の中で
写真を裏返して、左利き仕様に変換して持つのだ。
いつものことながら、頭がこんぐらかる。

中指の第二関節にゆびぬきを嵌めて指を曲げ、
縫い針の「耳(穴のある方)」をゆびぬきに当てて支える。
そして、親指と人差し指の腹で針を挟むように軽く持つ。
このとき、針の先は親指と人差し指の先に5mmくらい出るように。

持ってみてわかった。いままでお針が最初の「針を持つ」さえ
うまくいかなかったのは、どうやら長い針を使っていたかららしい。
そして、変な風に手首を捻って、布を覗き込みながら縫おうとしていた。

手首は返さなくてよかったのだ。親指と人差し指で「OK」をするように
輪を作って、その輪の下に折りたたんだ中指が覗いている感じでいい。
そして親指と人差し指で作った輪の上に卵をのっけているつもりで、
針を持つ手の方はあまり動かさないで縫う(もう片方の手で布を動かす)。

「伊右衛門」のおまけ手ぬぐいコレクションの中から、
一番気に入らない柄を練習用布として選んでちくちく縫ってみる。
あ、できる。ちょっとゆがむけど初めて「運針」ができている。
縫い目も2mmだし、表裏の針目の長さに差が出ない。
(お針、自己流の縫い方で手縫いをすると必ず裏の針目が
表よりも長く、いびつになるのだ)

面白がって、どんどん縫う。二つ折りにした伊右衛門てぬぐいに、
1cm幅で平行線を何本も引いて、その上をどんどん縫う。
とうとう一面全部刺し終えた頃には手の動きもなめらかになった。
お針当番、この歳にして初めて「運針」を理解する。

縫いながら思う。お針の通った小中学校では、
家庭科の時間に、ごく基本的な「なみ縫い」や
「返し縫い」の方法は教わったけれど、いわゆる本式の、
和裁用の運針は教わらなかった。当然、運針のテストもなかった。

もし、あったとしたら。
お針の家庭科の時間、悲惨だったろうなあ。
子供の頃のお針は、今と違って右利き仕様の図や写真を
自分用に左右反転させてみて、それを自分の手や姿勢に
当てはめてみる、という作業が苦手だったのだ。
何も考えずにただ写真の通りに手を持っていけばいい
フツーの、頭と手の間の連絡がスムーズな右利きの子供とは
それだけで差がつく。

(当時のお針―もっとも今でも少しそのケがあるが―は、
頭と手の間の連絡があんまりスムーズじゃなかった。
左利きである自分のために、得た情報を翻訳し、
自分の体とすり合わせることが大変下手であったために
お針は長いこと、自分は特別に不器用なのだと思い込んでいた。)

おまけに先生はと言えば、左利きの子供を理解する必要を
まったく感じていない、「不便なら右利きに直せ」と平気で言うような
右利き原理主義ときている。そんな状態で、森茉莉の『記憶の絵』に
出てきたみたいな「運針の試験」なんてものが課せられていたら、
幼いお針はまず間違いなく家庭科嫌いになっていただろう。

(当時、家庭科の成績は「5」か「4」だったが、よい成績が取れたのは
裁縫の腕前がよかったわけではなく、アップリケや刺しゅうの授業で
他の子供がやらないようなオリジナルの図案を作ったり、
被服の授業の時に、敢えて工程の多い、応用的なデザインの
スカートを縫ったりという意欲が買われてのことである。)

余談だが、お針は森茉莉が『記憶の絵』で書いた運針の試験、
あのエピソードはまるで自分のことみたいに共感するのだ。
お裁縫をお習字か、そうじゃなければ「逆上がり」に変えれば
あのみじめな気分はまったくもって幼いお針の経験したものと
同じである。

さて、運針ができるようになってきたのだから、そろそろ
ドール着物用の小物作りを…と思っているのだが
取りかからずに、また寄り道。ただいまのお針、Excelで
クロスステッチの図案を記録するのにハマっている。

発端は、とてもかわいいワンポイントクロスステッチの図案を
見つけてしまったこと。その図案と、別の図案を組み合わせて
ある絵柄を描き出したいのだが、その「別の図案」で
ちょうどいいのが見つからなかった。

しょうがないので、Excelで方眼のシートを作り、
そこにまず、本で見つけた図案を手作業で写し取った。
そして、その図案の大きさに合うように、オリジナルの図案を
描き足していく。色を変えたり、左右反転図案を作ってみたり
色々試して、どうにか作りたい絵柄が完成。

ついでに、手持ちのクロスステッチ図案集を出して
気に入った図案だけを写しておくことにした。
本が一冊あっても、その中で気に入る図案というのは
数個だけだったりする。当番が好むのは単色のものなので、
なおさら少なくなる。好きなのだけを写し取って保存しておけば
本自体は処分してもいいわけだし、必要なときに印刷できる。
他の図案と組み合わせてデザインバランスを見るのも、
シートの上でなら簡単にできる。

ワンポイントやイニシャル、ボーダー・コーナー模様を中心に
色々な図案をうつした。出典がわかるように、図案の下に
載っていた本の名前と出版年月、デザイナー名も入れておく。
いくつか、簡単なオリジナル図案も考えて作っておいた。

週末、ほとんどそれにかかりきりだった。
これでクロスステッチの本が何冊か処分できて、
手芸本用の本棚にゆとりができる。あともう少しで終わる。
それが終わったら、本腰入れて縫い物をしなきゃ。
10月には、間に合わせないと。
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by ura_hoshimi | 2007-09-02 17:49 | 裏チーム入り乱れ

裏チームの外出日

【代表して裏当番記す】

「外出日」という言葉が好きである。
間違いなくメアリー・ポピンズものの影響で。

今日は、裏チームの外出日だった。
ただし食事当番とお庭番は留守番。
表裏両当番と歌当番とお針当番が出動した。

表当番の指令で、髪を切った。
それからコンビニで、人形服のパターンをいくつかコピー。
コピーを取った後、いきつけの布地屋さんで布地を物色。
めぼしい収穫はなかったものの100円端切れコーナーで
ごく濃い薔薇色のチュールレースを購入。一枚しかなかった。
小さな端切れだけど、ドール用のミニ丈ドレスくらいにはなるだろう。

それから裏当番の趣味で『プラド美術館展』を見に行ったが、
絵を見に行ったんだか人を見に行ったんだか
わからないような混雑で一通り観て退散。

その後歌当番の要望で銀座に出る。
映画『プロデューサーズ』を観るためだが、
上映開始の19時までは2時間以上ある。
時間をつぶすために銀ブラ。
銀座に出るとつい足が向くのが八丁目。

結果。
娘が一人増えた。
とうとうやってしまった。

四丁目の交差点まで戻ってきて、
そこから木村屋の前を通過して山野楽器へ。
歌当番のために三大テノールのCDを二枚買う。
歩きつかれたのでお茶を飲んで一休みして、
それから『プロデューサーズ』を観て大いに笑って帰ってきた。

夜も更けたし眠いので、外出記はここまで。
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by ura_hoshimi | 2006-05-05 01:13 | 裏チーム入り乱れ

裏チームの連休

裏日記を書くのをすっかりさぼったまま五月がやってきた。
秘密のあの場所のことを書こうと思っていたのに、
すっかり葉桜の季節である。関東では菫も咲ききってしまった。
おかげで食事当番が「今年はcrystalized violetを
作りそびれた」とぼやいている。菫の花に、刷毛で卵白を塗って
(卵白は、ハーブウォーターかリキュールで少し薄めておくのだ)
グラニュー糖をまぶして乾かした砂糖菓子のことである。

(…西の都の、あの秘密の場所にも菫があった。
正面入り口から左に回った、生垣の根元にひっそり生えていた。
裏チームが見た時は三月の末、桜の蕾の季節で
菫ももちろんまだ葉っぱだけだったけれど、お庭番が
「あれは菫の葉だった」というから間違いはない。
うちのお庭番は、菫の気配には妙に敏感なのだ。
あの秘密の場所の菫も、もう咲ききってしまっただろう。
あと一週間ほどもしたら、種が出来る頃だろうか。

―お庭番いわく、「あの場所には普通の菫と立壺菫があった。
濃紫と薄紫で、菫の咲く頃にはそれは美しかったろう」)

さて、連休である。4月28、29と休みで、5月1、2は仕事、
5月3日から7日までは五連休である。3月4月と小旅行が続いたので
(もっとも4月は自分で望んで行ったわけではなかったが)
五月の連休は遠出はしないで自宅周辺で過ごす。
一日だけ、日を選んで髪を切りに行き、ついでに美術展か
映画にでも行ってこようと思う。


裏チームの連休・予定

食事当番は、2日の夜に鶏ムネ肉を4枚買ってきた。
久しぶりに「鳥はむ」を作る気でいるのだ。
蜂蜜・塩・胡椒をたっぷり揉みこんで、香り付けにセロリ。
5月5日の夜になったら茹でようと思う。
おいしい鳥はむを楽しめるのは連休最後の二日間だろう。
素朴なパンを買ってきて、セロリと粒マスタードでサンドイッチにしよう。

お庭番は、普段なかなか日にあててやれない鉢植えたちを
全部ひなたに出した。マツリカにはもう蕾がついている。
心配なのはバラ。退治しても退治してもハダニが湧く。
よその家にある、地植えのバラたちに比べて葉の数も少ない。
蕾もまだ出ていないし、今シーズンは咲かないかもしれない。
室内でバラを育てるのには、やはり無理があるのだろうか。
しかし新しい葉も出てきつつあるからまだ諦めない。
この休み中にたっぷり日に当ててやるつもり。

お針当番のもとに、新兵器が届いた。
東洋精機工業の「スーパーギャザー」。
普通のミシンに取り付けて使う、ヒダ取り機である。
ふっふっふ。これでギャザーもタックフリルも楽勝だ。
連休のうち一日はミシンデイにしてお針子にいそしむつもり。

歌当番は、最近買った「三大テノールinローマ」のCDに夢中。
何度聴いても飽きない。聴いてるだけで頭痛も治るすぐれもの。
三大テノールの他のコンサートCDも買いたいなあと思っている。
銀座に映画見に行くついでに、買ってくるか。

裏当番の休日は…まずは片付けものだ。
今日はまず、あちこちに産卵散乱している本を拾って
本棚に戻し、ついでに並び順が乱れているのを直す。
お針当番の「スーパーギャザー」を着払いで注文したのに、
なぜか普通の宅配便で届いてしまったのでお金の振込みに行く。
ついでにクリーニングに出した喪服を回収して、
本棚の整理で出た不要な本を売り払ってくる。

まずは部屋の片づけだ。まずは昨日部屋で飲んだ紅茶のポットと
カップを洗わなくちゃ…なんで私の部屋には、こんなにマグカップばかり
並んでいるんだろう。歌当番の三大テノールCDを大音量でかけて
気合を入れて片付けますか。
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by ura_hoshimi | 2006-05-03 11:49 | 裏チーム入り乱れ

成分解析・裏テント篇

【代表して裏当番、記す】

表テントでも書いた「成分解析」を裏チームでもやってみた。

裏当番の成分解析結果 :

裏当番の62%は明太子で出来ています。
裏当番の19%は信念で出来ています。
裏当番の9%は鉄の意志で出来ています。
裏当番の5%は砂糖で出来ています。
裏当番の2%は言葉で出来ています。
裏当番の2%は赤い何かで出来ています。
裏当番の1%は海水で出来ています。

意外にも、裏当番の主成分は明太子であった!
ぐにゃぐにゃでぶよぶよしてるけど、ピリリと辛い唐辛子味。
ひと腹でご飯三杯はいけますぜ。なかなかオツな成分構成である。


お針当番の成分解析結果 :

お針当番はすべて陰謀で出来ています。

怖い、怖いよ!でもそうじゃないかと思ってたよ!!
裏チームの中で、お針当番が一番「オンナ度」が高くて、
そして一番怖いヤツなんだよ!!


食事当番の成分解析結果 :

食事当番の92%は希望で出来ています。
食事当番の6%は睡眠薬で出来ています。
食事当番の2%はやらしさで出来ています。

裏チームの中では比較的穏健派の食事当番。
そもそも自分好みの食事を作って食べて満ち足りていれば
そんなに過激な人物になるわけがないのである。
この成分解析も、まあまあ穏やかな感じが出ていて大変よろしい。


お庭番の成分解析結果 :

お庭番の57%は世の無常さで出来ています。
お庭番の28%は媚びで出来ています。
お庭番の9%は食塩で出来ています。
お庭番の3%はビタミンで出来ています。
お庭番の3%は蛇の抜け殻で出来ています。

最近なかなか出番のないお庭番。
春になったのでそろそろ活動再開かと思われる。
ほぼ六割が世の無常さで出来ていたとは初耳である。


歌当番の成分解析結果 :

歌当番の46%は言葉で出来ています。
歌当番の23%はビタミンで出来ています。
歌当番の9%は気合で出来ています。
歌当番の7%は愛で出来ています。
歌当番の7%は勇気で出来ています。
歌当番の6%は情報で出来ています。
歌当番の2%は信念で出来ています。

表テントでは「音楽の小人」として知られている歌当番。
この解析結果、歌当番じゃなくて歌そのものの成分としても
読めそうなところが興味深いな。

歌は言葉であり、ビタミンであり、気合であり愛であり、
勇気であり情報であり、そして信念なのだ。


表テントでは正規のHNで解析したが、裏テントでの通称
「表当番」でも解析してみよう。

表当番の成分解析結果 :

表当番の86%はやらしさで出来ています。
表当番の13%はアルコールで出来ています。
表当番の1%はやましさで出来ています。

…もはや何も言うまい。

ついでにお針当番の秘蔵っ子二人も解析。
ほとんど忘れ去られているが、史さんのフルネームは甲野 史という。
名前の漢字だけ見たら男に見えるような名前にしたくて選んだ。
何か代々商売をしている、それも「本家」とかいう位置にある家の
跡継ぎの長男出生を望んでいるところに生まれた長女で、
長男につける筈だった名前の一字を取って名づけられたという設定。
(男だったら史人―ふみひと―と名づけられる予定だった)

ちなみにすずさんのフルネームは鷹宮 すずと言う。
これは単に、「宮」の入ったお嬢さんっぽい苗字にしたかっただけ。


甲野史の成分解析結果 :

甲野史の40%は欲望で出来ています。
甲野史の23%は記憶で出来ています。
甲野史の9%は果物で出来ています。
甲野史の9%は理論で出来ています。
甲野史の8%は宇宙の意思で出来ています。
甲野史の8%は苦労で出来ています。
甲野史の2%はスライムで出来ています。
甲野史の1%は大人の都合で出来ています。

なかなかおどろおどろしい成分で、よろしい。
8%の苦労と1%の大人の都合が泣かせる。

鷹宮すずの成分解析結果 :

鷹宮すずの58%は罠で出来ています。
鷹宮すずの17%は厳しさで出来ています。
鷹宮すずの7%は努力で出来ています。
鷹宮すずの7%は乙女心で出来ています。
鷹宮すずの6%は運で出来ています。
鷹宮すずの3%は砂糖で出来ています。
鷹宮すずの1%は赤い何かで出来ています。
鷹宮すずの1%はビタミンで出来ています。


58%が罠!17%の厳しさ!7%の努力と乙女心!
すずさん、やっぱり恐ろしい子!!((((;゚Д゚)))
さすがは100%陰謀で出来上がっているお針当番が
最初に惚れ込んだ秘蔵っ子である。
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by ura_hoshimi | 2006-04-06 22:12 | 裏チーム入り乱れ

紅梅の人、白梅の人

【お庭番記す】

表テントを更新する前に裏ばっかり更新している。
旅行記、日付が激しく前後しているのだけど、
思いついた順に書いているのでこうなってしまう。

二日目(18日)の朝。晴明神社に行く前に、京都御所に行く。
朝が早かったので、犬の散歩に来ている人が沢山居た。
一番最初に見たのはでっかいフラットコーテッドレトリーヴァー。
フラッティは、当番が将来飼いたい犬種ナンバーワンである。

早速声をかけて触らせてもらう。大きくて黒くてフサフサツヤツヤで
実に可愛らしい。「将来飼ってみたい犬種なんですよー」と言ったら
飼い主のおじさん心配そうにいわく

「ほ、本気ですか…?こいつら相当年取ってもやんちゃなままですよ。」

当番「ええ、だから体力のあるうちに迎えたいと…そんなにやんちゃですか?」

おじさん「ゴールデンやラブの数倍やんちゃですわ。」

当番「…ゴールデンの数倍っ…!!(○д○;)」

おじさん「まあ人間、特に子供には優しいですけどねえ」

ゴールデンレトリーヴァーはやんちゃな犬種である。
他の犬種が生後一年経つと身体も心も大人になって
段々と仔犬っぽい無鉄砲さがなくなって落ち着いていくのに比べて、
ゴールデンは三歳くらいになってやっと他の犬種並みに落ち着く、と
言われている。当番の知る何頭かのゴールデンも、無邪気でやんちゃで
30~40kgの大人の体で仔犬のように飛びついてじゃれかかる
いくつになっても甘えん坊の子が多い。そのゴールデンの数倍やんちゃ…。
これはますます、体力のあるうちでないとお迎えは難しい。

御所は、ちょうど梅林が盛りを迎えていた。
曇っていて薄暗く、撮影には向かない天気だったけど
せっかくの梅、何枚か写真を撮った。

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接写ばっかり。そして白っぽい梅ばっかり。
お庭番は白梅の方が好きで、紅梅はうんと濃い色以外は好きじゃない。
紅梅ならば「唐紅」ってくらい濃い一重のがよいのだけど
そういう梅が見つからなかったので、白ばっかり撮っていた。
(もっと撮ったのだけど後で見てみたらほとんどピンぼけだったので、
この三枚を残して後は削除してしまった)

接写ばかりなのは、梅の花弁とガクのところの配色って、
綺麗だなあと思ったから。白梅とひとくちに言っても黄緑っぽい白と
赤みを少し感じさせる白と、大きく分けて二種類の白があって、
黄緑みを感じさせる白梅は薄黄緑のガク、赤みを感じさせる白梅は
黄色みの少ない薄緑と赤っぽい樺色の暈しのガクになっている。
両方とも、とても似合っていて綺麗だなあと思う。

植物っていうのは、何でこんな、それぞれに素敵な配色なんだろう。
樹皮と芽の色の調和。花弁とおしべ・めしべ・ガクの色の調和。
葉とつぼみの色の調和。どれを取っても、皆ぴたりと合っている。

薔薇の木だって、濃い色の花が咲く種類は新芽が濃い紅色なのだ。
お庭番が育てている薔薇は淡いピンクと白の暈しの薔薇なので、
新芽は若緑だし、出てきた新しい葉もぼんやりした樺色がかった薄緑だ。
お庭番はよそで見る、濃い紅色の薔薇の新芽が大好きで
あの新芽の色を見るためだけに、赤い花の咲く薔薇の苗が欲しくなる。
どちらかというと淡色の薔薇が好きで、濃い赤のはそう好きでもない癖に。

そんなことを考えながら、梅林をさまよっていた。

【お針当番記す】

朝9時台の早い時間帯だったので、御所の梅林にはまだ
犬の散歩に来た人くらいしかいない。たまに周りが無人になる。

 | \
 |Д`) ダレモイナイ・・シャシントルナラ イマノウチ
 |⊂
 |

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「…下手くそめ;」
史さんのつぶやきが聴こえてきそうだ。
彼女は是非、白梅と一緒に撮りたかったのだけれど
花と彼女、両方納めようとしたらこんな構図になってしまった。
もうちょっと花の近くに座らせて撮ればよかったんだけど、
ちょうどいい高さに、頃合の枝がなかったのだ。

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今回、年齢に合わない紅っ気の少ない振袖になったすず子さん。
これで白梅と合わせたらはてしなく地味になると思ったので、
紅梅を探して撮影。あまり好みではない、ボケっとした桃紅色の梅だけど
ちょうど座らせやすく撮りやすい位置にいい枝があった。

一枚撮ったと思うと人が来て中断、人が去ると取り出してまた撮る、
という状況だったので、ほんの数枚しか撮影できなかった。
今にも降りだしそうな天気だったこともあって、早々に切り上げる。
最後に、ベンチに二人並べて撮影。下に敷いてある赤い布は、
二人を包んできた和風柄のハンカチである。

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御所での撮影中、史子姉さんが一貫して不機嫌な顔をしていた。
何が気に入らなかったのか不明だが、写真も洩れなく不機嫌顔。

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史子姉さんというと、ついいつもこの角度から撮ってしまう。
今回、リボンと振袖の裏地がアイシャドウの色とお揃いである。
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by ura_hoshimi | 2006-03-21 20:38 | 裏チーム入り乱れ

今週の裏チーム

【お針当番、活動再開】

昨日も今日も雨。お針関係のものと、石関係のものと
いくつか撮りたいものがあったのだけど、撮影延期。

今週末は撮影をすっぱり諦めて、部屋で出来ることに
専念することにした。布ストック箱から沢山の生地を出してきて
まずは洗濯機で糊落としとアイロンがけ。これだけで半日仕事。
夜から型紙を出して配置。今週末に最低二着は仕上げたい。

すずさん史さんに可動ボディをつけてやったのだけど、
それに合う服を買い忘れたせいで、今着せられる服がないのだ。
もう二週間くらいそのままになっている。急いで着せてやらないと。

これを書いてしまったらお針に戻るつもりだが、
その前に表当番がメールを打つと言っている。
作業再開は夜かな。早く仕上げないと部屋も片付かない。

【食事当番、やむなく休業】

相変わらず宿主どのの消化器官は不調だ。
めったなことではお腹をこわさない、胃腸の丈夫な宿主どのが
こんなに長期間、消化不良でいるのは本当にめずらしい。

土曜はオムレツを作れなかったから、今朝作ってみた。
せっかくいい焼け具合だったのに(形は少々崩れ気味)、
おおなんてことだ、オムレツを食べてもいつもの感動がない!
舌は、いつもと変わりなくオムレツの味を感じる。
でも、食べても体が喜んでない感じがする。なんか気持ち悪い。

昨日作ったスープを温めなおして一緒に食べた。
ミルク入りの野菜チャウダーにしようとして作り始めて
完成したらなぜかトマト味のミネストローネになっていたもの。
やっぱり、舌に感じる味は変わらないのだけど、おいしくない。
食べた後、厭な感じの汗が出た。なんだこれは。

胃が痛いわけじゃない。お腹がゆるいわけでもない(今は)。
吐き気もしない。お腹もすくし食欲も多少はある。
でも、何かが確実に変だ。火曜日に会議痛による貧血と
吐き気と下痢で仕事を早退して以来、不調が続いている。
表当番が一番のダメージを受けて、表の更新はストップ。
お針の手も止まりがちだ。全てを中断して寝ているべきかもしれない。

【裏当番、国書刊行会版ジーヴズに吠える】

最近、読書のスピードが落ちた。理解力も落ちた気が。
Narniaは ‘The Voyage of the Dawn Treader’まで読了。
あと残っているのは‘The Silver Chair’と‘The Last Battle’

五冊目まで読んでみて、一番面白かったのは一冊目かな。
‘The Magician's Nephew’。それからやっぱり
‘The Lion, The Witch, and The Wardrobe’。
The Dawn Treaderも面白かった。

Narniaと並行して読んでいるのがJeevesもの。
最初に手に取った‘Carry on, Jeeves’が読み終わらない。
今まで児童書しか読んでいなかった身にはやはり難しい。

日本語版ジーヴズをもっと読みたくて、国書刊行会の
「ウッドハウス・コレクション1・2」も買ってみた。
(ちなみに今まで読んでいたのは文藝春秋のウッドハウス選集)
『比類なきジーヴス』と『よしきた、ジーヴス』。
国書刊行会版(訳は「森村たまき」なる人物)では、
「ジーヴズ」ではなく「ジーヴス」なんだなあ。

文藝春秋バージョンと国書刊行会バージョンは、
収録内容が一部重なっている。読み比べのつもりで
『比類なきジーヴス』から読み始めた裏当番であるが、
数ページ読んだだけでギブアップした。

森村たまきの日本語訳が、素人目にもあまりにマズーで
森茉莉的に言うならば「裏当番の夢を粉砕」したのである。

(↑元ネタは『贅沢貧乏』。
「預金が充分ある頃に買った、ヤアル六千円の巴里の布地を
渋谷で縫わせたジャケットも、この頃売り飛ばした。ひどい形に
出来上がって、魔利(マリア)の夢を粉砕したからである。」

裏当番の夢を粉砕した国書刊行会ジーヴスも売り飛ばしてやる!)

文藝春秋の方は岩永正勝・小山太一 編・訳となっている。
個々の短編をどちらが訳したのか、ということは不明。
ジーヴズがバーティ・ウースターに雇われた最初の事件
‘Jeeves Takes Charge’を読み比べてみた。
(文藝春秋版・原書・国書刊行会版の順番で)

もとの英文を読んで裏当番の頭で理解できた雰囲気と、
それぞれの日本語訳の距離は似たような感じだと思う。
たとえば、真ん中に英文のJeevesを置いたとしたら
文藝春秋ジーヴズは東に、国書刊行会ジーヴスは西に、
それぞれ10kmずつ離れているような感じだ。

しかし、森村たまき訳のジーヴスはモタモタしている。
ウースターの、おバカだけど軽妙な感じは全然出てなくて
ただのスローなバカみたいだし、クロードとユースタスの双子や
ビンゴ・リトルの可笑しさもち~とも出ていない。
ジーヴスも半端に丁寧なだけで、ちっとも頭よさそうじゃない。
再び森茉莉的な表現をするならば、森村訳のジーヴスには
文藝春秋版の訳にあったような「魔」がないのだ。

間抜けならぬ「魔抜け」である。
魔のないジーヴズなんてジーヴズと呼べるか。莫迦野郎。
(怒りのあまり更に森茉莉が乗り移っている。
「莫迦野郎」は『ドッキリチャンネル』で森茉莉が吐いた名セリフ)

そもそも、最も気に入らない点として森村訳ジーヴスは、
「ご主人さま」を連発するのだ。そりゃ、原文では一言ごとに
‘Sir’を連発しているけどさ。日本語に訳するときに、
それを逐一拾わなくっても普通の敬語で処理できる筈だ。
‘Yes Sir.’は「かしこまりました、ご主人さま」でなしに
「かしこまりましてございます」くらいにしとけばいい話じゃないか。

文藝春秋版では、ほとんどSirを訳していない。
どうしてもSirを入れたいなら「ご主人さま」はやめてけれ、と
裏当番は切望する。せめて「旦那様」と言ってほしいのである。
「ご主人さま」と言われると、英国人の執事ではなく
ランプの精が立っているみたいでなんとも厭なんである。

(同じ理由で、メイドカフェの女の子とかが客のことを「ご主人様」と
呼ぶのも裏当番は嫌悪している。「旦那様」と呼べ「旦那様」と!
メイドであって、アラビアンナイトの女奴隷ではないのだ。
私がメイド好きの男であったとしたら、メイドカフェに足を踏み入れて
カナリアイエローのアニメ声で「お帰りなさいませご主人さま~」
と言われた途端に帰る。世の、メイド好きの日本男児は
「旦那様」より「ご主人さま」と呼ばれる方が萌えるのか?
まったく不可解である。男なら「旦那様」と呼ばせるべし。)

そういうわけでマリアは、じゃなかった裏当番は今日も怒っている。
リットゥル・ロォド・フォントゥルロイの祖父みたいに、怒りながら
ビスケットでも齧りたいところだが、お腹の調子が悪くて
それも叶わないというのが辛いところだ。

ふと、ホォムズが好きだった茉莉さんにウッドハウスを読ませたら
どうなってたかなあと思った。ベッドに寝そべって読むのに、
ジーヴズはちょうどいいと思うのだけど。もし茉莉さんが読んでなくて
タイムマシンがあったなら、あの魔のアパートに忍び込んで
手紙とジーヴズをベッド脇にそっと置いて逃げ帰って来たい。
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by ura_hoshimi | 2005-10-09 14:02 | 裏チーム入り乱れ

三連休の裏チーム

三連休。火曜日から三日仕事に行ったら、また三連休だ。
宿主どのはこの連休の中日に用事で人に会いに出かけた。
…ぐったり疲れて帰ってきた。はあ。なんだかなあ。

裏当番は表当番と共にJeevesに取り組んでいるが、
なかなか進まない。まだNarniaの読み残しもあるのだが…。

お針当番は溜め込んだ縫い物をやっつけるため、
久々にミシンを出してきた。いや、さすがミシンは速いやね(笑)。
ワケあって同じ型のものを三つ・五つと量産しているのだが、
これを手縫いでやっていた日には時間がいくらあっても足りない。

この週末はミシン様のご機嫌も大変うるわしく、糸調子も上々。
あっと言う間に作業が八分どおり済んでしまった。
あとは平日の夜にでも、ちまちま仕上げていこう。

食事当番、相変わらずオムレツ修行中。
今週のオムレツ部、三日連続でトライして一勝二敗。
一日目、火の通しすぎ。二日目、形が整わず。
三日目にしてやっと納得できるオムレツを焼くことができた。
中身がトロリと半熟でふっくら嵩高、木の葉形のオムレツ。

今まで無塩バターを使っていたのだが、今回きらしていたので
有塩の、10グラムずつになってる「切れてるバター」を使ってみた。
バターの塩気がある分、しっかりめの味になった。
やはり有塩バターを使うなら、卵に加える塩はかなり少なめがいいようだ。

それとなぜか、有塩バターを使ったら無塩バターよりも
火の通りが早かったような気がする。フライパンもすぐ熱くなった。
塩分が何か、関わっているのか?う~ん。

お庭番、この週末はこれといった活動なし。
この前剪定したプリンセスに新しい芽が伸びてきた。
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by ura_hoshimi | 2005-09-20 00:34 | 裏チーム入り乱れ

先週と今週の裏チーム

【食事当番記す】

またしても間があいてしまったけれど、
先週末も今週末もオムレツを焼いている。

先週の土日は二連敗。土曜は火の通しすぎ、日曜は型崩れ。
今週の土日は一勝一敗。土曜日は上手くひっくり返せず。
日曜日の今日は手首の返しがうまくいってクルッとできた。

現在宿主どのはダイエット中。日中はそれ用のサプリをとり、
夕食にはパーフェクトミールなるものを飲んでいる。
ダイエット中でも、週末のオムレツ部はやめない。
もっとも、これまでは昼食用に作っていたオムレツを、
早起きして朝ごはんとして作るようになった。
休日なのに早く目が覚めちゃうんだよ、お腹空いて(笑)。

【お庭番記す】

八月の末、プリンセス・ドゥ・モナコに5つの蕾がついた。
そのうち1つの蕾は、小さいうちになぜか枯れ落ちてしまった。
残りの4つが、先週咲いた。栄養が足りなかったのか、小さな花。
ちょっと背が伸びすぎていたので枝を切って肥料を与え、現在養生中。

今はワイルドストロベリーとマツリカが元気。次々と新芽が出る。
そういえば、梅雨の間お庭番を悩ませたあのキノコ、
いつの間にか出なくなったなあ。

【裏当番記す】

この週末、どうにも眠くてだらだらと過ごす。
折角買った『オペラ座の怪人』DVD、まだ観ていない。
手に入れるまでは、あんなに「もう一度観たい」と思ってたのにな。
来週末こそは、『オペラ座の怪人DVD全部観る会』をやろう。

【お針当番記す】

現在、あみねこ用のコスプレ衣装を二種類ほど製作中。
しかし、遅々として進まず。お針部屋の更新もストップしている。
いつも日曜の夜になると思うのだ 「来週末こそは」
作りたいものと、その材料だけが増えていく。形にしなきゃ、形に。

【再び裏当番記す】

歌当番、最近は鳴りを潜めている。
一時期もすかう祭りだったけど、少し落ち着いた感じ。
でも、ジンギスカンのCDは欲しいらしい(笑)。
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by ura_hoshimi | 2005-09-11 22:51 | 裏チーム入り乱れ