某所で新月予報を出している「星見当番」の裏日記。裏当番&裏テントチームが執筆を担当


by ura_hoshimi

カテゴリ:食事当番記す( 27 )

久しぶりに料理熱

【食事当番記す】

こっちも時々は更新しないとな。

4月後半から5月の連休まではバタバタ。
編み物ばかりしていたおかげで在庫毛糸はだいぶ消費できた。
グダグダしていて人形服作りにはまったく着手できていないのだが
新たに67経由でリカ一匹を、オク経由でリエ二匹を迎えた。
写真撮ってやりたいけれど衣装がない。何か見繕ってやらないと、
とか言っているうちに夏が来てしまいそうだ。

って、大体リトファオトウトリエの衣装もまだ作ってないのに!

この週末は俄かに食事当番と化して台所に籠もっていた。

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オムライス作ったり、

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おいなりさんを山とこしらえたり。

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塩抜きした桜の花と新生姜の甘酢漬け入り。
このおいなりさんのレシピを知ってからずっと作りたかった。
お花見の季節に間に合えばよかったのだけど、
色々あってすっかり青葉の季節になってしまった。
しかも今日は真夏日だったし。

料理熱はもうしばらく続きそう。
早くも来週末は何を作ろうかと考え中。
洋食系で作りたいものがあるのだけれど、
それだと庭に大量発生中のパセリを消費したい母が
料理中の鍋に隙あらばパセリを投入しようと
うろつくのが困る。

パセリは嫌いじゃない。むしろ大好きだが、
一度はレシピに忠実に作って味を確かめたいのだという
食事当番の主張は百戦錬磨のアレンジャーな母には通用しない。
「この母が手を加えて不味くなったことがあるか」というのが
マダムパセリの主張。ないんだこれが。奇跡的にというか。
野性の勘なのか何なのか、恐怖のアレンジャーの割に
一度も失敗料理を作ったことがない。だから反論しにくい。

新しいレシピで試すミートソースの、最初の一回だけは、
ちゃんと赤い色のを作らせてくれと。二度目からだったら
ソースが緑になるくらいパセリを入れてもいいからさ。

今日の昼食は食事当番作のピンクのいなりずしだったが、
夕食は母作のミドリの豆腐ハンバーグだった。
うまかったけど、すごくミドリ色。

母はミドリハンバーグにトマトケチャップかけて
「まあ彩りがいいこと。色のある食べ物は健康にいいって
きのうテレビで言っていた」と言いながらぱくついておった。

なんか母の話になってしまったな。
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by ura_hoshimi | 2009-05-10 21:04 | 食事当番記す

スミレの宴・その後

【酩酊しつつ食事当番記す】

下の、「スミレの宴」から続いている話である。
長い話であるが、先に「スミレの宴」を読んでから
こちらを読まれたし(読まれたし、と威張ったところで
辺境中の辺境である裏テントの、こんな長文の日記を
読みに来る人など本当に数少ないのであるが)

ヴァイオレットフィズで酔っ払い、ふわふわした気分のまま
後片付けをしていたら、カクテル用具セットの中に、
小さなしおりが入っているのに気がついた。
メジャーなカクテルのレシピが書かれている。
バラライカ、バービカン、ビトウィーン・ザ・シーツ、
ブラディ・メアリー、ブルー・レイディ、ダイキリ、
グラスホッパー、メイデンズ・プレアー、ピンク・レイディ
サイドカー、S.W.1、ホワイト・レイディー。
…アルファベット順らしい。

ほかに「より刺激的なカクテル」として
エッグノッグ、シャンペン・フリップ、ジン・フィズ、
ウィスキー・サワー、そしてシンガポール・スリングの
レシピが挙げられていた。全部で17種類であるが
食事当番が飲んだことのあるものはブラディ・メアリーと
ジン・フィズくらいで、あとは名前を聞いたこともない。

あ、ビトウィーン・ザ・シーツは小説で名前を見かけたことがある。
セクシーな名前だけど、ブランデーとホワイトラムと、
コアントローが1:1:1でそこにレモンを一振りというカクテルの
どの辺が「ビトウィーン・ザ・シーツ」なのかよくわからない。
すごく強そうなカクテルだということだけはわかるけど、
こんなのを飲んでベッドに行ったら、飲めるけど強くない食事当番など
シーツの狭間でなにやらする前に眠りに落ちてしまうこと確実である。
あ、何かした「後」にベッドで飲むカクテルなのか?これは。

レシピを読み終わって、何気なくリーフレットを裏返したら
そっちの面は基本的なカクテルシェイカーの使い方であった。
「あ、作る前にこれを読んでおくべきだったのかな」と思いながら
なんということもなく目を走らせて、食事当番は噴き出した。
下に挙げたのが、リーフレットの当該部分である。


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文字が見えるだろうか。
見えづらいかもしれないので、食事当番が
その文面を書き抜いてみる(強調は食事当番である)。
なお、文中の「ボディ」とはカクテルシェイカーでお酒を入れる部分、
キャップは天辺についている小さな蓋、ストレーナは
途中で外れるようになっている、小さな穴のあいた中蓋である。

シェーカーの使い方

1.ボディからキャップとストレーナをとって、ボディの中に
カクテルの材料を入れなさい。

2.ストレーナをもとの位置にきちんとはめなさい。
次にキャップをかぶせ、図のように両手を添えて
手短に素早くシェークしなさい。

3.キャップをはずし、適切なグラスにストレーナを通して
カクテルをつぎなさい。



何、このすごく命令口調な「シェーカーの使い方」!!
このカクテルシェイカーセットはTenor Worksというところの
製品らしいのだが、どこの国のものか、というのが
箱のどこにも書かれていない。おそらく外国語で書かれた
リーフレットをそのまま誰かが日本語訳して封入したのだろう。
仮に元の文章が英語だったとして、その元の文章が
どんな感じだったかが容易に想像できるような訳文である。

意味は間違っていない。
元の文章に忠実に、日本語に置き換えたのだろう。
しかし、カクテルの材料を入れなさいというのは
やっぱり日本語としてはおかしいのだよ。
まだ、「カクテルの材料を入れる。」「シェークする」
「カクテルをつぐ」と書いた方が説明文としては自然だし、
口語的にしたいなら「材料を入れましょう」とかだろう。
「カクテルの材料を入れなさい」というのは居丈高で新鮮だなあ。

いっそ、超居丈高な「シェーカーの使い方」にしてしまえばいいのに。

「ボディからキャップとストレーナをとって、
ボディの中にカクテルの材料を入れるがいい。」とかさ。

オペラ座の怪人にカクテル作りを習ってるみたいで
面白いと思うのだがいかが。
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by ura_hoshimi | 2006-05-14 20:54 | 食事当番記す

スミレの宴(長編)

【その1.食事当番とお庭番とスミレの話】

春が遅い北関東でも、スミレの季節はすっかり終わってしまって
庭に植えてあるスウィートバイオレットも葉っぱばかりになった。
スウィートバイオレット(匂い菫)は高校時代にお庭番が
ガーデンセンターで苗を買ってきて庭植えにしたものである。
西洋でスミレ香水の原料にするもので、とても生命力が強い。
スミレの咲く季節になると食事当番が花を摘んで蜜を吸ったり、
砂糖漬けを作って遊んだりする。

中学高校の頃、お庭番はスミレに凝っていて、あちこちの雑木林で
スミレが咲いているのを見かければこっそり掘ってきて植えていた。
掘れない場所にスミレがある時には、種ができる時分を見計らって
種だけを採集してきて庭中に播いた。

濃い紫の普通のスミレ、薄紫のタチツボスミレ、白スミレ、
目についたスミレは何でも植えたが一番強いのは濃紫らしく
ほかの色を植えても次のシーズンには濃紫ばかりが咲いた。

白スミレは『アンの青春』第十三章に登場する花。
アンとダイアナ、ジェーンとプリシラの四人娘が
(プリシラはアンのクイーン学院時代の同級生である)
「人の魂を花に喩えると…」という話になる。
「プリシラの魂は金色の水仙、ダイアナのは赤い、赤いバラ、
ジェーンのはりんごの花、ピンクで、健全で、やさしいのよ」
というアンに、プリシラが「それじゃああんた(アン)のは
芯に紫色の筋が入った白スミレよ」と言う。

それで、お庭番は是非自分の庭にも白スミレがほしいと思った。
ところが先に書いたように、何度植えても白スミレは消えてしまう。
高校に入った年、そのことをクラスメイトにぼやいたら
その年の12月5日、その友人が誕生日プレゼントに
白い花を咲かせる肥後スミレの種とピンクの南山スミレの種を
同封してくれた。懐かしい思い出である。お庭番は喜んで庭に播いたが、
その肥後スミレもいつの間にか消えてしまった。

そしてその次の年だったか、ガーデンセンターで匂いスミレを
手に入れて植えたら、それは日本産のスミレよりも強かったらしく
そればかりが庭いちめんに増えて、他のスミレを駆逐してしまった。
以来、近所の林にタチツボスミレは咲くが、お庭番の庭で咲くのは
西洋種の匂いスミレだけとなってしまった。元の家から引越すとき
匂いスミレも一株だけ掘って一緒に引越し、今の庭に植えた。
そしてその株は、一年でまた庭いちめんに増えた。


【その2.西の都からスミレ弾来たること】

先週の、連休中のことである。
裏チームの郵便受けに小さな包みが入っていた。
開けてみるとそれは西の都に住むYさんからの贈り物であった。
Yさんは三月の京都旅行の折に大変お世話になった人で、
クラシックなカフェーに連れて行っていただいたり、
とある秘密の場所に連れて行っていただいたりした。

その時、仏蘭西産の小さな缶入りのお菓子を頂戴した。
アニスの種を芯にした白い丸い砂糖菓子で、
フラヴィニーという地方の伝統的なキャンディだという。

バラ、オレンジ、肉桂など色々な香味のものがあって
その時頂戴したものはバラの香りのもの。
目の覚めるような鮮烈なバラの香り(天然香料)がして
舐めていると最後に芯になっているアニスの種が出てくる。
その種を噛み潰すと甘いスパイスの香りが立つ。

貴族の婦人が息の香り付けに使うような上品なお菓子である。
じっさい貴婦人の化粧台に香水や白粉と一緒にあっても
違和感のないような、古風な美しい絵のついた楕円形の
白い平たい缶に入っている。言われなければお菓子には見えない。
イギリスのヤードレーの香料石鹸の缶に似た雰囲気である。

そのアニスキャンディの、今度はスミレの香りのものが
送られてきた。なんという偶然、ちょうどそれが届いた日は
食事当番が近所のリカー専門店で「スミレのリキュール」を
見つけて買って帰ってきた日だったのである。
食事当番、狂喜した。これは是非一緒に写真を撮らなければ。

そして一週間。撮影チャンスを待っていたのだが
毎日毎日雨続きで、一向に写真向きの天気にならない。
仕方がないので今日、今にも降りだしそうな中で撮影決行。


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これが、いただいたアニスキャンディの缶。
ピンク色のバラで囲まれたのが以前戴いたもので
こちらは既に食べつくしてしまった。空いた缶に
薔薇色のビロードで作った針刺しを仕込んで
携帯用ソーイングセットを作ろうと思って持っている。

バラの香りの方は、花輪の中心に古風な牧歌調の
男女が描かれているが、スミレの香りの方は
シンプルにスミレと金色の枠と菫色の文字だけでできている。
スミレの缶は、森茉莉の小説や随筆に出てきそうな雰囲気である。


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バラ缶の絵柄を拡大したもの。
女性の膝にはバラの花が一束置かれ、
男性が手に持っている小さな筒から女性の掌に
さらさらと零されているのはアニスの種であるらしい。
(アニスの種は、フラヴィニーの特産なんだそうである)


【その3.食事当番、スミレ弾を味わうこと】

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これが、食事当番が買ったリキュール。
サントリーから出ている「ヘルメスヴァイオレット」というもの。
水彩画調のスミレのラベルが素朴で愛らしい。
「ヘルメス」の名の通り、壜の蓋にはカドゥケウスの浮彫がある。
カドゥケウス(英語読みはキャデューシアス)はヘルメスの杖で
杖の先端に広げた翼がついていて、軸に二匹のヘビが
絡まりあっているものである。

ヴァイオレットリキュールで有名なのはもうひとつ、
フランスの「パルフェタムール」というものなのだが
探しても売っていなかったのでヘルメスヴァイオレットにした。
大体この二つがメジャーであるらしい。
なお「パルフェタムール」とはフランス語で
「完全なる愛」という意味である。


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ヘルメスヴァイオレットと、スミレのアニスキャンディ。
缶の中身は、エンドウ豆くらいの大きさの白い硬い飴である。
どの香りのものも、見た目は皆同じ。これを下さったYさんは
「ローズクォーツやアメシストのような透明な見た目だったら
どんなに素敵だったか」とおっしゃっていたが、なんのなんの。

この香りと美しい缶だけでも充分すばらしいのに、
中身が宝石のような美しい砂糖菓子だったら卒倒ものである。
この地味な見た目だからこそ「知る人ぞ知る」で済むのであって
この缶に桜色透明や菫色透明の粒が入ってでもいたら
美しいもの好きの女性が大勢殺到した挙句高値が付き、
入手困難な幻のお菓子になってしまうに違いない。

いびつなビービー弾みたいで(ビービー弾よりは大きいが)
スミレの香りがすることから「スミレ弾(すみれだん)」と呼ぶことにして
お礼のメールにも「スミレ弾届きました」と書いて送ったら、ウケた。

しかしながら、この中身を食べてしまったら空いた缶に
別のお店で買ったボンボンか有平糖か、何か美しく透明な
小粒のものを入れてみて、「夢の砂糖菓子」の写真を
撮ってみたいという気もあったりはするのである。

「スミレ弾」は、口に入れた途端、実にリアルな
フレッシュな匂いスミレの香りがする。毎年スミレが咲くたびに
摘んでは蜜を舐めている食事当番が言うのだから間違いない。

(スミレの花の袋部分には、甘い香りの蜜が入っているのである。
その蜜の量は、小さな花にしては驚くほど多い。だからスミレの花は
そのまま食べても甘いのである。スミレの蜜を吸うのは知る人ぞ知る
春の楽しみである。その蜜はサルビアよりもホトケノザよりも甘い。
食事当番はこのことを小学校時代に上級生から教えてもらった。)

少し舐めていると、そのフレッシュなスミレの香りは消えて
後から「オリスルート的スミレ香」が現われてくるのがまた不思議。
オリスルートとは、イリス(ニオイアヤメ)の根を乾燥させたもので
伝統的に「スミレの香りがする」と言われている香料である。
ポプリの保留剤(香りを長持ちさせるもの)や香水の原料として
広く使われている。お庭番がポプリ作りに凝っていた時期があったので、
この香りには馴染んでいる。

オリスルートはスミレの香りがする、というがお庭番に言わせれば
フレッシュなスミレとオリスルートの香りは全く違うと言う。
もっと薬草的で苦味があり、スミレ香料のつんとした芳香の中に
ビャクダンプラス何か苦い樹皮のような香りが加わった感じだ。
ポプリの保留剤としてのオリスは、勿論食用ではないので
口に入れてみたことはなかったが、こうしてスミレ弾を含んでみて
オリスルートとビャクダンの香りには共通点があることが
はじめてわかった。食事当番とお庭番にとって新しい発見である。

「スミレの香料」とフレッシュなスミレの香りというのもまた違っていて
香料としてのスミレの方がつんとした青っぽい香りがする。
長く嗅ぎすぎると頭痛がしてくるくらいである。フレッシュなスミレは
もっとふんわりとした甘い香りで、嗅いでも頭痛がすることはない。
なお、天然のスミレの花から取った香料は現在非常に希少であり
「スミレの香料」と言ったら今はほとんど合成だそうである。

その「オリスルート的スミレの香り」がするスミレ弾であるが
これはこれで面白みのある香りである。ただ、バラの香りの
「バラ弾アニスキャンディ」に比べると、かなり癖があるので
好き嫌いの分かれる味だと思う。食事当番は両方とも平気だ。

「バラ弾」が「貴婦人の化粧台が似合いそうな香り」だとすれば
スミレ弾の、苦み走って冷たいスミレと白檀の混合体的香りは、
古い時代の、貴族の血を引く巴里の伊達男に似合う香りである。

森茉莉の小説に登場する「ギドウ」あたりに、こんな香りの
香水(オリスと白檀をベースノートにしたスミレの香水)を
着けていてほしいような感じだ。煙草の香りとも合う香りである。
バラや、ほかの花、果物の香りが煙草の香りと混ざると
実に嫌な香りになるのだが、このスミレ弾の香りならきっと大丈夫だ。
オリスの、白檀とも一脈通じる苦味のある香りが、煙草に含まれる
苦味と甘味の混ざった香りともつながりを持っているからだと思う。


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【その4. 食事当番、ヴァイオレットフィズを作ること】

さてヴァイオレットリキュールである。
ヴァイオレットリキュールは、ゼリーを作るために買った。
表テントの方で「石そっくりなお菓子」を作るのに凝っていて
表当番が好きなフローライトそっくりのゼリーにするため、
菫色と緑色のリキュールが必要だったのである。
緑色のリキュールは「ミドリ」という名前のメロンリキュール。
(これは後日、写真で紹介するつもり)そして菫色のは、
ヘルメスヴァイオレットである。

勿論ゼリーだけでは消費しきれないので
普通にカクテルとして飲むつもりでもある。
ヴァイオレットリキュールを使った代表的なカクテルは
「ヴァイオレットフィズ」というのと「ブルームーン」というのがある。
シェイカーが必要なので、初心者用のカクテル用具セットも買った。
小ぶりのカクテルシェイカーとメジャーカップ、小さなレモン絞り、
ステアするためのマドラー一本、アイスピックのセットである。

カクテルシェイカー、欲しかったんだ。これがあれば
森茉莉の『日曜日には僕は行かない』に登場する
砂糖なしの冷たい珈琲を作ることができる。
普通に氷の上にコーヒーを注ぐのではなく、
カクテルシェイカー(森茉莉式表記では「シェーカア」)に
氷とコーヒーを入れて振り、急激に冷やすのである。


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ヴァイオレットリキュールの色を確かめるために
ためしにガラスの器に少し注いでみた。
フレッシュなヴァイオレットの香りか、スミレ香料の香りを
期待して鼻を近づけてみたが、そのどちらの香りもしない。

最初にわかるのはレモンの果皮の香りだ。ヴァイオレットといっても
スミレの香料だけを使っているのではなく、柑橘類の果皮や
コリアンダーなどのスパイスがブレンドされているので
スミレの香りは案外目立たない。ホンモノのスミレの香りを
よく知っている人が期待して飲むと「えっ?」と思うだろう。
ヘルメスヴァイオレットより「スミレ弾」の方がよっぽどスミレである。

ホンモノのスミレ>スミレ弾>>>>>ヘルメスヴァイオレット
それぞれの香りの印象を不等式で表すなら、こんな感じ。

(コリアンダーの葉っぱの方はエスニック料理でよく使われる
いわゆる「シャンツァイ」であるが、それの種の方である。
シャンツァイとは似ても似つかない甘い香りがして、
焼き菓子によく使われるスパイスである)

色は美しい青紫系である。アメシストよりも青みがあって
やはりヴァイオレットフローライト(菫色の蛍石)か、
あるいはアイオライトという石の色に似ている。

アイオライトは青みの強い菫色をした透き通った石で
「ウォーターサファイア」というフォルスネームでも知られる。
綴りはIoliteである。Io(アイオ)は希臘語の「スミレ」で、
liteは「石」という意味なので直訳すれば「スミレの石」だ。
希臘語ではIoはそのまま「イーオー」と読む。
ゼウスに愛され、正妻であるヘーラーの目から隠すために
白い牛の姿に変えられた美少女の名前でもある。
菫色の美しい瞳をしていたので「イーオー」と呼ばれたそうだ。

なお、森鴎外の孫娘に「五百」と書いて「いお」という名の人がいる。
森茉莉の弟、森家の末っ子である「類(るい)」の娘さんである。
森鴎外の子供・孫の名は一部の例外を除いて全て鴎外が
西洋の名に漢字を宛てて命名した。「いお」も鴎外の命名で
希臘神話の可憐な少女に因んだ清楚な名前である。

神話によれば、白い牛にされたイーオーは
夫の浮気を疑うへーラーによって監視されることになり、
五百ならぬ千の眼を持つ怪物アルゴスがその任に当たったという。
決して眠ることのないアルゴスの監視からイーオーを救うため
ゼウスは息子のヘルメスをつかわした。ヘルメスはアルゴスに
シュリンクスという名の葦笛で眠気を誘う曲を吹いて聴かせ
やっと眠ったアルゴスからイーオーを解放したという。

ヴァイオレットのリキュールに「ヘルメス」の名がついているのも
もしかして命名した人がイーオーの神話を思い出したせいかもしれない。


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用具も揃えたことだし、一番簡単なカクテルを作ってみた。
「ヴァイオレット・フィズ」である。ヴァイオレットリキュール45mL,
レモン果汁20mL、砂糖ティースプーン一杯をシェイクして、
氷を入れた背の高いグラスに注ぎ、ソーダで満たして軽く混ぜ合わせる。
薄紫色の、タチツボスミレみたいな色のカクテルができた。
せっかくなので庭のニオイスミレの葉っぱを摘んで、記念撮影。
ここにホンモノのニオイスミレの花も摘んで添えたかったのだが…
いかにもスミレっぽい、この濃い紫のつぼみはニオイスミレではない。

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一つ前のつぼみは、ヴィオラのつぼみである。
開いた花を、グラスの縁にひっかけて飾ってみた。
だって、できあがったヴァイオレットフィズを飲んでみたら
レモンを絞りすぎたせいかその香りばかりがして、肝心の
スミレの香りがあまりしなかったのだもの。だから雰囲気と
彩りを加えるために、花を挿したのだ。

普通にカクテルを飲ませるお店でヴァイオレットフィズを頼むと
こういうトールグラスで出てくるが、無論花飾りはついていない。
生の花を飾ってみたのは、食事当番の趣味である。
ありえない話であるけれど食事当番がカクテルバーをやるなら、
スミレの花の季節だけはヴァイオレットフィズにホンモノの
ニオイスミレの花を挿して出す。花を持ち帰りたいお客様には、
葉っぱで包んで根元に濡れティッシュをつけてさしあげますですよ。

濃い紫のスミレの花をこうして飾れたら、素敵だったろうになあ。
ヴィオラとヴァイオレットは親戚同士だし、ヴィオラもそれなりに
甘い香りがするのだけど、スミレの香りとは違うのだ。
ヴィオラの香りはスミレほどツンツンしていなくて、
もっと素朴で善良そうな甘い香りなんである。

…なお。
ヴァイオレットフィズにはティースプーン一杯の砂糖が入ることもあり
割と甘くて口当たりのいいカクテルである。レモンの香りも目立つし
「ぜ~んぜんスミレでもないし、さわやかでお酒っぽくないじゃ~ん!」と
油断して飲んでいたら、後から効いた。

喉ごしはまるきりソフトで胃が熱くなったりもしなかったのに、
トールグラスに一杯飲みきってしばらくしたら体が温かくなって
気分がほわんと緩み、完璧に酔っ払った!油断大敵。
ろまんちな色彩をしていて甘くても、これはお酒なのである。
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by ura_hoshimi | 2006-05-14 20:14 | 食事当番記す

「素朴なパン」

【食事当番記す】

京都旅行の話で書きそびれているのがあるのに、
裏当番はサボっていて食事当番ばかりが活動している。
春は食事当番が活動する季節なのだ(本当か?)

先週書いていた「素朴なパン」という名前のパン。
土曜にお店に行ったら置いてあったのだ。やったあ♪
さっそく三つ、買ってきた。


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ざっざっと成形して焼いたような感じで、いびつ。
小麦粉・塩・水・イーストだけでできているパンなので
「素朴なパン」という名前がついている。
薄めでパリパリした皮で、中身はしっとりもちもち。
皮目のところが香ばしくて美味。


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ひとつの大きさは、これくらい…といっても
食事当番の手は平均的な女性の手よりも大きいので
これでは実際の大きさがわからないかもしれない。
ええと、大体どのパンも底面積が文庫本の表紙くらいで
割と食べでがあります。どれでもひとつ105円。
3つ買っても315円。名前の通り「素朴な」パンであるせいか
こんなに美味しいのに申し訳ないような安さなんである。

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横に切れ目を入れて、具を挟んでサンドイッチにして食べる。
切ってみると、中はこんな感じで大きな気泡が沢山あって
炊きたてのご飯みたいにしっとりつやつやしている。
焼きたての時などじつにいい香りがして、このしっとりしたところに
顔をうずめて思い切り息を吸い込んでみたい、小さくなって
全身でここに飛び込んでころがってみたいと思うくらいだ。

切れ目を入れた「素朴なパン」の皮に軽く水をふって
オーブントースターで軽く温めなおす。

皮がパリっとして熱くなったら切れ目に小岩井バターを挟んで
引き続きトースターの中で保温しておいて、その間に具の用意。
鎌倉ハム…は食べきってしまったので赤身ベーコンを軽く炒めて
レタスと一緒に挟み、乱切りのコルニッションを添える。
巴里式サンドイッチから離れていくが、まあいいか。

そして最後に塩胡椒だけのオムレツを作って一緒のお皿に載せれば
食事当番好みの昼ごはん!となる筈が。


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…オムレツの成形に、失敗した。
見よ、この無残なる形状の「ぐじゃぐじゃ焼き」を。

敗因は、目分量で掬い取ったバター。
量が少なすぎて、フライパンの中でうまく卵が滑らなかった。
オムレツの表面を滑らかにするには、沢山のバターが必要なのだ。
(いつもは、15グラムずつに切れているバターを使ってた)

仕方がないのでその失敗オムレツを食べ、
サンドイッチとコルニッションを食べた。
パンはまだ余っているので、日曜に再挑戦しようと決めた。

ところで森茉莉の「巴里のキャフェ式サンドイッチ」であるが
本を読み返したらパンの切り口にはバターではなく、
マスタードを塗ってハムを挟むらしい。

実は食事当番、和辛子も洋辛子も苦手である。
山葵やホースラディッシュもダメというお子様舌。
普段のサンドイッチにも、マスタードは入れない。
しかしせっかく素朴なパンを手に入れたのだし、
本式に近い「巴里式サンドイッチ」を追求するには
やはりマスタードが必要なのではないかと思って
今日は壜入りの粒マスタードを買ってきた。

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フランス産粒マスタード。粒マスタードはこれしか置いてなかった。
うわーん、こんな大きな壜でなくって、小壜のでいいのに。
しかし、ラベルのデザインはなかなか素敵である。

お湯を沸かして紅茶を淹れ、蒸らしている間に
フライパンを火にかけ、バターをたっぷり溶かす。
まずは土曜日に失敗したオムレツに再度挑戦である。


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今日は、昨日よりも上手に焼けた。
サンドイッチが出来上がるまで置いておくと冷めてまずくなるので
フォークを手に取り最初にオムレツのみをやっつける。
(もともと食事当番は、オムレツはパンともご飯とも合わないと
思っているので、いつもオムレツを先に食べて、
それからやおら他の料理を作って食べるのである)

オムレツが美味しくできたのに満足して、お皿を洗って拭いて、
今度はサンドイッチにとりかかる。土曜と同じくパンを軽くあたためて、
切り口に少量のバターを塗ってから粒マスタードを少しだけ塗りつける。
本当はマスタードだけをたっぷり塗るのかもしれないのだが、
なにしろ辛子の味が苦手なのでバターも塗った。
そしてロースハムを挟み込んでコルニッションを添える。


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本日のメニュー、「素朴なパン」の巴里式ハムサンドイッチ。
粒マスタードも、恐怖していたほど辛くはなくて、よい香りがして
とても美味しかった。やはりマスタードは入れたほうがいいみたい。
香ばしい「素朴なパン」と粒マスタードとハム、コルニッションが絶妙。
ポット一杯のマスカットティーをお供に、大きなサンドイッチを丸ごとひとつ
一人で平らげてしまった。デザートにイチゴまで食べた。満腹。

(これが、ダイエットのためにジムに通い出した人間の食事かね…;
量が多いし、卵とハムで蛋白質はたっぷりだけど野菜が足りないし。)

さて、問題はたっぷり残っている粒マスタードをどうするか、である。
美味しいマスタードだということはわかったけど、あれを使い切るのは
大変な気がする。チキンのマスタード焼きでも作って、頑張って消費するか。
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by ura_hoshimi | 2006-04-16 18:02 | 食事当番記す

薔薇色と橄欖色

【食事当番記す】

この春は、まともな花見ができないで終わりそうなので
せめて、と思って先週末、花見弁当だけを作った。

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表テントに載せたのと同じ写真。
なんだか疲れていたので、簡単にサンドイッチとオレンジと、
近所の洋菓子店で買ってきた焼き菓子二つを詰めただけ。

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サンドイッチの具を求めてスーパーに行ったら、
「鎌倉ハム」のパックを見つけた。ロースとももハムがあったが
ロースを選んだ。「鎌倉ハム」と言えば森茉莉だ。
うちのあたりでも売っていたんだなあ。

鎌倉ハムを見つけたので、メニューの裏テーマは「森茉莉」に決定。
二つ割りにしたクッペに牛酪を塗り薔薇色のジャンボンを挟み、
イタリアのキャナアル(運河)のような鈍い橄欖(オリイヴ)色をした
コルニッションを添えてぱくつくのだ。

要するにクッペにバターを塗って薄切りハムを挟んだだけの
シンプルなサンドイッチに胡瓜の酢漬け―つまりはピクルス―を
添えたもので、巴里のキャフェで出される軽食なのだけど、
森茉莉流の漢字カタカナ混じりで書かれるとなんでこんなに
豪華で美味そうなものに思えるのだろうか。

森茉莉式クッペのサンドイッチを作るべく、食事当番も
コルニッション(ピクルス)と牛酪(バタ)を買った。
いつもは黄色いパッケージの雪印バターを買うのだけど
(小分けタイプがあって、使いきりやすいからである)
今回は小岩井の発酵バターを選んでみた。
この古風な赤いパッケージと「小岩井」というところが
近所で手に入るバターの中でもっとも森茉莉的だと思ったので。

さてクッペは近所のパン屋には売っていないけれど
食事当番気に入りの、バゲットがとてもおいしいパン屋で
たまに「素朴なパン」という名前の不定形なパンを売っている。
バゲットと同じ、小麦粉と水とイーストと塩だけの生地を使って
いびつな四角や三角にざっと成形して粉を振って焼いてある。
ひとつひとつは大きめなクッペと同じくらいのヴォリュームで
噛むと香ばしい粉の味がして、大きな気泡があいてたりすることもある。
このパンの横腹に切れ目を入れて、色々挟んでサンドイッチにすると
ちょうど一人前のお昼ご飯になるのだ。

ところがお店に行ってみると、「素朴なパン」はなかった。
ではバゲットは、と思うとこれもない。菓子パンばかりがある。
当番は土鍋で炊いたご飯のような、香ばしくて余計な味つけのない、
素材としてのパンが欲しいのに、巷では菓子パンばかりが人気のようで
以前はバゲットが看板商品で、予約して買いに来る客がいた位のその店も
最近ではバゲットを焼かない日もあるみたいだ。はなはだ残念である。

やっと細長い型で焼かれたイギリス食パンを見つけたので、
(これもこのお店の看板商品。焼きたては何もつけなくても美味。
食事当番はこれの薄切りでイギリス風トーストを作って楽しむ)
頼んで一斤を12枚にスライスしてもらった。

帰ってきて、卵を五個茹でてつぶし、卵サラダのサンドイッチと
胡瓜のサンドイッチと、鎌倉ハムのサンドイッチをこしらえた。
「橄欖(オリイヴ)色のコルニッション」を乱切りにして添える。

ピクルスのこの鈍い緑色を「イタリアの運河の色」と称し、
「運河」と書いて「キャナアル」「橄欖」と書いて「オリイヴ」と
ルビを振る森茉莉のセンスが、食事当番は大好きである。
特に「橄欖色」というのは本当に綺麗な文字、綺麗な色だと思う。
漢字そのものが古風な四角いカットの宝石のように見える。

ちょっと脱線するけれど、森茉莉が色について書くときに使う漢字は
どれもとても綺麗だ。食事当番が好きな「森茉莉的色の名前」は―

薔薇色。菫色。葡萄色。そして橄欖色。
植物の名前を借りた色たちは、どれも漢字が本当に綺麗だ。

スパイスの色もある。肉桂色(と書いてシナモンいろと読む)。
胡椒色(多分、粉に挽いた黒胡椒の色で、黄色みのある灰色に
黒の粒粒が混じったような感じを指して言うのだと思う。
ツイードの上着やスカート、ネップ糸で編んだスウェータァ
―スウェータァも森茉莉的表記である―なんかにありそうな
渋くてお洒落な色を連想する)

昔ながらの日本の色名も、森茉莉によって書かれると
また素敵なものになる。胡粉色。挽茶色。鬱金色。
古い日本の色名と外国の色名が混ざって出てくるとまた素敵で
お納戸色には「ブルウ・マリイヌ(海軍の青)」と但し書きがつき、
スカーレット(明るい鮮やかな緋色)は「猩々緋」と説明される。

森茉莉が書く着物の思い出にはよく「ときいろ」という色が登場するが
よく女性の着物の裏地や襦袢、しごきに使われた色だったからだろう。
トキ―ニッポニア・ニッポン―の風切羽のような、明け方の空のような
やさしい黄色みがかった薄紅色を指す言葉。

「トキ」にあてる漢字は「朱鷺」と「鴇」の二種類あり、「ときいろ」も
両方の表記があるが、森茉莉が「ときいろ」を出すときは
決して「朱鷺色」とは書かない。必ず「鴇色」と書く。
「鴇色の紋綸子」と言った調子である。その「鴇色」が
ひどくやさしく柔らかい感じがする。絹織物を染めたものなら
「朱鷺」じゃなくて「鴇」という感じだなあという気がする。
明け方の東の空の色だったら翼を広げたような「朱鷺」でいいけれど。

食事当番は、そんな漢字遣いをする森茉莉が大好きなのだ。

―脱線終わり―

天気が思わしくなかったので、撮影が終わったらすぐ、
バスケットを抱えて室内に退却した。そうして紅茶をそそぎなおし
やおら「ご苦労様」と自分に挨拶をして、サンドイッチに取り掛かった。
合間合間に紅茶を飲み、コルニッションを齧る。コルニッション大好き。
あっという間になくなってしまう。

サンドイッチを食べてしまうと、ナイフでオレンジを切って食べた。
―この「オレンジ」も「橙」と書いて「オレンヂ」とルビを振ると
たちまち森茉莉的になってくるというものである。普通のネーブルで、
「ギの云ってたsanguine(サンギン)」でなかったのは残念である―

そして、焼き菓子。ダックワーズひとつと、乾イチヂクの入ったケーキ。

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こんな、天板に大きく焼いて切り分けるような素朴なケーキで、
ちょうど無花果が入っているあたりにみそピーを入れたのを
作ってみたい、と危険なことを考える。

今度、幸運にも「素朴なパン」を捕獲できたら、
また薔薇色のジャンボンとオリイヴ色のコルニッションで
サンドイッチを作ってみようと思う。
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by ura_hoshimi | 2006-04-12 22:15 | 食事当番記す

餅二題―その2―

【食事当番記す】

せっかく(珍しく)切り餅を買ったので、
かねてから試してみたかった食べ方に挑戦。
その名は「餅茶漬け」。

裏チーム総出で偏愛している(無論表当番も偏愛している)
森茉莉の文章に出てきた、「父・鴎外が好んだ変わった食べ物」
のうちのひとつである。

「森鴎外が好んで食べた(変わった)食べ物」といえば
「饅頭茶漬け」が一番有名だろうと思う。
なにしろ「トリビアの泉」にも出たくらいだからな(笑)。

森茉莉によれば、どこかでお葬式があって葬式饅頭を貰うと、
鴎外はその大きなお饅頭をまず半分に割り、
それを更に四つくらいに小さく割ってご飯の上に載せ、
煎茶(鴎外は煎茶を「青い分の茶」と呼んでいたという)をかけて
おいしそうに食べたと言う。このことはちくま文庫に入っている
森茉莉著『記憶の絵』に詳しく書かれている。

鴎外は果物を煮て砂糖をかけたものも好きだったという。
さらに、「茶漬け」も相当好きだったのか、甘く煮たアンズを
ご飯の上に載せて、やっぱり煎茶をかけて食べた、と
書かれているのを読んで仰天したことがある。

漉し餡のお饅頭が載ったお茶漬けの味はなんとなく想像できても、
アンズの甘煮とご飯、そこに熱い煎茶の組み合わせは
食事当番には想像するだに恐ろしい味わいに思える。

その鴎外のお茶漬けレシピの中でも、
「これは不味くはないだろう」と安心して挑戦できるのが、「餅茶漬け」。
餅をこんがりと焼いて小さく千切り、醤油をたっぷり絡めたのを
ご飯に載せて煎茶をかけるというものである。

炭水化物×炭水化物という神をも恐れぬ取り合わせだが
(それを言うなら饅頭茶漬けだって神をも恐れぬ取り合わせだが)
そもそも市販の「お茶漬海苔」には「あられ」が入っているわけだし
こんがり焼いた醤油味の餅がお茶漬の具として不味かろう筈がない。

ともかくいっぺんやってみたかったんだ。

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いさぎよく、ご飯と餅だけ。
まぶしつけるお醤油は、もっと多めがよかったかも。
切り餅一枚って、ご飯一膳分と同じなんだっけ。
それとも二膳分だったっけ(汗)。

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鴎外呼ぶところの「青い分の茶」をかけて食す。
うん、美味しいよ。香ばしくて。一度試したら満足した。

【子供時代の餅茶漬】

食事当番が子供の頃、鴎外バージョンとは違う「餅茶漬」を作って
食べていたことがある。切り餅を焼いて(関東育ちなので、餅と言ったら
四角い切り餅なのである。)永谷園のお茶漬海苔をかけ、お湯を注ぐ。
インスタントお雑煮の感覚である。

インスタントお雑煮と言えば、食事当番の父は
「コンソメ餅」が好きでよく食べていた。
食事当番も、育ち盛りの子供の頃は真似して食べていた。

インスタントのコンソメスープに、焼いた切り餅を入れるだけ。
それを、ホーローのマグカップで食べる。登山が趣味だった父は、
山に餅とコンソメキューブを持っていって、網で餅を焼き、
お湯で溶いたコンソメにぶちこんでマグカップで食べていたらしい。

【神をも恐れぬ取り合わせ】

炭水化物×炭水化物、「神をも恐れぬ取り合わせ」で
今日、昼間に浮かんだ危険なお菓子の空想を思い出した。

エンガディーナ、というスイスのお菓子がある。
胡桃が丸ごとゴロゴロ入ったキャラメルヌガーを
クッキー生地で包んで焼き、切り分けて食べる。

ねっちりとしたヌガーがクッキー生地の間にみっしりと詰まっていて
食べると歯にくっついて難儀するけれどとても美味しくて
食事当番の大好きな焼き菓子である。

今朝。週末に食べた「みそピー」が残っていたので
それを食べながら「エンガディーナ」を思い出した。
エンガディーナに入っている、胡桃入りのヌガーと
冷蔵庫でよく冷やした「みそピー」のねっちり感は
とてもよく似ている。味の濃厚さもいい勝負である。

エンガディーナの中身を、みそピーに変えたらどうなるだろう。
クッキー生地でたっぷりの「みそピー」を包んでオーブンで焼いて
冷めてから切り分ける。緑茶に合う和風エンガディーナ。

本家エンガディーナも凄くハイカロリーだけど、
和風エンガディーナも罪深くもハイカロリーだろうなあ。
怖くて実験に踏み切れないでいる。
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by ura_hoshimi | 2006-03-27 22:23 | 食事当番記す

餅二題―その1―

【食事当番記す】

春先になって、胃の腑の虫も起き出したらしい食事当番である。
昨日のあんかけうどんに続いて、今日も台所で悪だくみ。

「みそピー」あるいは「ピーナツみそ」なる食品を知っているのは
千葉県、あるいは茨城県南部に住んでいるか、子供時代を
そのあたりで過ごした人が大部分であろうと思われる。

水あめ・蜂蜜などを入れた練り味噌に、
煎ったピーナツ(薄皮つき)が丸のまま、たまに白胡麻も
入っている、ねっとりとして甘い、赤茶色の食品である。
ごはんのおかずというか、食事中の箸休めというか。
スーパーに行くと、「昆布の佃煮」とか「ふじっ子のおまめさん」とか
ああいったものと同じコーナーに、白いスチロールトレイに
こてこてと盛られてラップのかかったみそピーが売られている。

千葉県及び茨城県南部では、学校給食にも出るくらい
ポピュラーな食品である。食事当番の通った小中学校でも
給食に小さな袋入りの「みそピー」がご飯のお供に出た。
食事当番は高校まで給食だったので(私立高なのに珍しい)
都合十二年間、みそピーと親しくお付き合いしたものである。

甘く香ばしく、カロリーが高くてお腹もちがよい。
好き嫌いの分かれる味だが、育ち盛りの子供にはおおむね人気。
子供時代の食事当番もみそピーは好きで、ご飯のおかずというより
やはり箸休め的に、あるいは給食の最後におやつっぽく食べていた。
私見だが冷たい牛乳と一緒に食べるとオツである(子供の味覚だ)。

一般名は「ピーナツみそ」の方で、「みそピー」というのは
ピーナツみそ製造の大手(らしい)「日出味噌醸造元」の
商品名。でも、食事当番の子供時代、どこのピーナツみそでも
普通に「みそピー」って呼んでたな。

このみそピー、全国区の食品ではないようで、
たとえば九州出身の食事当番の両親は「みそピー」を食べない。
子供の授業参観で「親子で給食体験」というのがあり、
そこではじめて小袋入りのみそピーを見て、さらに
わが子がそれをおいしそうに食べるのを見て驚いたらしい。
同じように甘くてねっとりしていてナッツの入っている「くるみ小女子」は
喜んで食べるのに(食事当番もくるみ小女子は好きだ)、
みそピーはおいしくない、ご飯に合わないとのたまう。

先日の旅行の折、京都在住のYさんとパンの話をしていた時に
給食のコッペパンについていた小袋入りのジャムの話から
ふと「みそピー」を思い出した。Yさんに訊いてみたところ、
やはり知らないとのこと。大体の形状、材料を説明してみたら
「おいしそう」と反応が。「ゆべし」がお好きだということなので、
組成が近い「みそピー」にも抵抗がないようだ。

そういえば検索してみたら、初めて「くるみゆべし」を食べた人が
「これは子供の頃に食べたみそピーに味が似ている」と
書いているブログをみつけた。千葉か茨城の出身らしい。
なお、その人は子供の頃「みそピー」は苦手であったが
くるみゆべしは気に入ったらしい。

「餅や団子をこんがり焼いて、みそピーをつけて食べたらおいしそうだ」
ということで盛り上がり「では帰ったら『みそピー』をお送りしましょう」と
約束して帰ってきた。で、今回の悪だくみに話は(やっと)繋がるのである。

当番家近所のスーパーでは、みそピーはトレイにラップがけである。
それでは運搬に不便なので、パウチ入りの商品を探してきた。
千葉県産で、食事当番が食べたことのないブランドの製品である。
みそピーにそんなに味の違いがあるとも思えないけど、
送る前に試食をした方がいいだろうと思って、自分用にも買った。
ついでに「焼いた餅にみそピー」を試してみんとて切り餅も買った。


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切り餅をオーブントースターでこんがりと焼いて
(もうちょっと焦げ目がついていた方がおいしいと思うが)


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袋から「みそピー」を出して、乗っけて食べる。
美味である。餅の焦げ目にみそピーが合う。
今まで白いご飯に乗せたことしかなかったが、これは新境地。
上新粉か白玉粉のお団子を、やはり焦げ目がつく位に焼いて
みそピーをつけても美味しいだろう。カロリーのことには目をつぶる。

味噌に水飴と蜂蜜が入っているので、温めると味噌がやわらかくなり
冷蔵庫などに入れておくとヌガーのようにねっとり固めになる。
食事当番はどちらかというと、冷えてヌガーっぽくなったみそピーが
好みである。写真のみそピーも、冷蔵庫でわざわざ冷やしたのを乗せた。
焼きたての熱い餅に冷たいみそピーが美味。

なお、このみそピーは子供時代に当番が食べていたものより
若干甘めである。もっと「甘辛」な感じが好きな場合は、
一味唐辛子を少し振るとまたオツな味になると思う。
(七味唐辛子ではいけない。一味でなくては)

試食もして、大丈夫これは人様に出せる味と判明したので
これから発送に行ってくる。早くて月曜、あるいは火曜には
食事当番の郷土の味「みそピー」が西の都に到着する予定。

なお、表題が「餅二題」であるのは、せっかく切り餅を買ったので
かねてから試してみたかったもう一つの悪だくみを実行したから。
それについては、帰宅してから書こうと思う。
(先週に引き続いて高カロリーな週末である。)
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by ura_hoshimi | 2006-03-26 14:29 | 食事当番記す
【食事当番記す】

今夜のごはんは、昨日書いた通りのあんかけうどん。
京都・三年坂の「エンドウ」で食べた生麩と生湯葉と野菜のあんかけを
食事当番なりに真似て作り、うどんに乗せてみた。
(写真の片隅に新聞が写ってるのは、食べる直前に読んでいたから。
片付けてから撮ろうよ、食事当番…)

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「エンドウ」で食べた本物のあんかけとは似ても似つかない外見(笑)。
本物は黄色いあわ麩・緑のよもぎ麩・灰色の黒胡麻麩の三色を使ってた。
ほかに彩りとしてもみじ麩が一枚乗っけてあった。

当番家の冷凍庫にも、たまたま三色の生麩が入っていたが、
いくらなんでも全部入れたら多すぎるだろうと思ったので、
「あわ麩」のみを薄切りにして使用。彩りを考えて一色選ぶなら
「よもぎ麩」にした方がよかったかもしれない。
もっとも、食事当番は生麩の中ではあわ麩のプチプチした感じが
一番好きなので見た目の地味さには目をつぶる。

京都で食べた生麩は小指ほどの長さと幅に切ってあった。
その記憶に従って生麩を切り、煮立った出汁の鍋に入れたら
あれよあれよと言う間に膨張し、薄切りかまぼこくらいのサイズに。
生麩を煮るとふくれる、ということをすっかり忘れていた。
次に作る時には厚みを半分にしてから切ることにしよう。

備忘録として、材料と手順を書いておこう。

☆乾燥湯葉はお湯をかけて柔らかくして、指四本分位の幅に切る。
(生湯葉を使う場合は、この手順は不要。切るだけでいい)
☆刻み昆布は、お湯をさっとかけた後五分くらい水につけて戻す。
☆乾燥きくらげ(黒)をぬるま湯で戻し、五ミリ幅程度の細切りにする。

☆油揚適宜、油抜きをして小指の幅くらいに切る。
☆えのきだけを適当にほぐしておく。青菜はざく切りにする。
☆生麩をうどん位の太さ小指くらいの長さの拍子木切りにしておく。

☆片栗粉とおろし生姜を用意しておく。
☆うどんは今回、「冷凍さぬきうどん」を使用。

なお、「エンドウ」のあんかけにはこの他にかぼちゃが入っていたが、
うっかり買い忘れたので食事当番のには入っていない。
かぼちゃを入れる場合には、小指の先くらいの大きさに切って、
あらかじめレンジで八分どおり加熱しておくといいと思う。
かぼちゃを入れた方が彩りも栄養もいいと思うのだけど、
なければ人参を入れてもいいかもしれない。

☆昆布と鰹節でダシをとり、薄口醤油・日本酒・塩などで適当に味付け。
(ふつうのうどんのお汁よりも若干濃い目であったと記憶している)

☆上の出汁を煮立てて味の沁みこみにくいもの、固いものから煮る。
切り昆布・きくらげ・かぼちゃ・油揚げを先に入れて煮こみ、
やや遅れてえのきだけ・生麩・湯葉を投入、青菜は最後に入れる。

☆並行してうどんに火を通し、ゆであがったら湯を切って
どんぶりに入れておく。

☆青菜に火が通ったら、水溶き片栗粉を回し入れる。
片栗粉は多め(今回の場合、二人前で大匙二杯強だったが
もう少し多くてもよかったかもしれないと思っている)
強火で煮立てて、とろりとまとまったらうどんの上にかけて
すりおろした生姜をひとつまみ、形を整えて乗せる。

なお今回、湯葉と油揚げを鍋に入れた段階で、
刻み昆布とキクラゲを戻すのを忘れていたことに気がついた。
なのでキクラゲは省き、刻み昆布は乾燥したものを直に投入。
少し長めに煮て昆布が戻ったのを確かめてから生麩を入れた。
キクラゲは、明日にでもお湯で戻してスープに入れて食べよう。

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盛り付けたのを撮影しようと思ったらデジカメが電池切れ。
段取りの悪いこと悪いこと。しばし充電してから撮ったので、
写真は食べかけ状態のあんかけうどんである。

見た目と段取りが大幅に劣る食事当番のあんかけであるが、
味はおいしかったので、満足。青菜に昆布に茸で野菜たっぷり、
生麩・湯葉・油揚で蛋白質も摂れる。植物性の具材ばかりだけど
(出汁に使った鰹節は除く)ボリュームがあってお腹満足。
薬味のおろし生姜で体も温まる。

次に作る時には具材を入れ忘れないようにしよう。
生麩は小さめに切ること。次はよもぎ麩を使ってみること。
それと段取りは大事でござるな。ニンニン(何がニンニンなのか)。
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by ura_hoshimi | 2006-03-25 20:16 | 食事当番記す
【食事当番記す】

表テントでも裏テントでも、まだまだ京都旅行の話を
書きつくしていないのだけど(汗)。食事当番惨状、違う参上。

冷凍庫に生麩三色!よーし。
ダシとり用昆布とかつおぶし!よーし。
ナマモノチーム!エノキダケと青菜と油揚と生姜!よーし。
乾物チーム!刻み昆布と乾燥キクラゲ!よーし。

生湯葉!は売っていなかったので乾燥平湯葉を買ってきた。
乾燥湯葉をもどしたのと、生湯葉とでは食感が違ってくるけど
致し方ない。もっとも食事当番は、乾燥湯葉を戻して煮たのも大好きだ。
冷凍さぬきうどんも買ってきた。

さあ、明日は「生麩と湯葉と野菜のあんかけうどん」に挑戦だ。
京都で食べた、あのあんかけは絶対うどんにかけても合うのだ。
おいしいあんかけうどん。ああ楽しみ。

あんかけの材料調達ついでに、切り餅も買ってきた。
これは、別の 実験 料理に使う。
料理とも言えない料理だけど、試したことがないから実験。
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by ura_hoshimi | 2006-03-24 23:24 | 食事当番記す
【食事当番記す】

さて。京都旅行記・食事当番篇。
今回の旅行では、Yさんに大変にお世話になった。
おかげで体重は0.3kgしか増えなかったものの、
体の四割が脂肪と化すという恐ろしい記録を達成してしまった。

3月18日。
安倍晴明神社(表当番&裏当番の希望による)に行った後、
Yさんお薦めの今出川のパン屋さんへと向かう。

天気がよければ、そこでおいしいパンと飲みものを買って、
どこか素敵な場所を見つけて外でランチにしたかったのだが
天候が不安定で小雨が降ってきた。

幸い、そのお店「プチ・メック」にはイートインコーナーもある。
中で食べる用に薄焼きの林檎のタルトと小さなキッシュを選び、
アイスカフェオレを注文。

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これが、イートインのテーブルで食べたメニュー。
キッシュは何種類かあって、確かサーモンのキッシュ、
きのこと何とか、ベーコンとホウレンソウ、
野菜とアンチョビ、というのがあった。

食事当番が選んだのは「野菜とアンチョビのキッシュ」。
バターで炒めたらしい、くし型切りの玉ねぎ、
やわらかく茹でた小さなブロッコリーが入っていて、
一番下にアンチョビが入っていた。美味。
林檎のタルトは大きく見えるけど薄焼きなのでぺロリと入る。
薄切りの林檎の下にはアーモンドクリームの薄い層。

後でおやつとして食べる用に
テイクアウトのパンも選ぶ。
(写真を撮る前に食べつくしてしまった)

食事当番は皮が香ばしくて噛み応えのある、
生地に塩味が感じられるパンを好む。
選んだのは青オリーブとベーコンを焼きこんだクッペ、
同じく青オリーブ入りのフガス、リレーのバトンくらいの太さの
噛みごたえのあるパン二本。一本は黒オリーブを練りこんだ生地に
青オリーブが入っているもの。もう一つはアンチョビ・黒オリーブ、
ケッパーベリーが入っているもの。二本のバトン型パンのうち、
よりおいしかったのは青オリーブと黒オリーブのみの方。

同じ日の夜、Yさんと三年坂にある小さなまぐろのお店に行く。
Yさんはマグロのあぶり焼き丼(一口貰って食べた。美味)を、
食事当番は生麩と生湯葉と野菜のあんかけ定食を注文。
これまた写真を撮る前に食べてしまった(アホや)のだけど
実に美味、かつ体の温まる料理だった。

以下、記憶による「生麩と生湯葉とやさいのあんかけ」再現。

生麩は「よもぎ」「黒胡麻」「あわ」の三種類で1cm幅くらいの
拍子木切り(?)にしてあった。飾りにもみじ麩の姿も見えた。

えのきだけ(割と多め)・きくらげ(細切り)・ざく切りの青い菜っ葉
(この菜っ葉が何だったかわからない。関東では見ない種類)
油揚げは1cm幅くらい。小指の先くらいに切った南瓜もあった。
水で戻した細切りの昆布。生湯葉は5cm幅くらいに切ってあった。

以上を鰹の香り高いたっぷりのおだしでさっと煮て、
水溶き片栗粉でとろりとまとめ、小ぶりのどんぶりへ。
仕上げにすりおろした生姜をひとつまみ載せて完成。
つやつやのご飯、お漬物、自家製のちりめん山椒付き。

カウンター席だったので作っている様子が見えて
盛り付けのところでは思わず「おお~」と声が出た(笑)。
鰹だしの香り、生姜の香りに陶然としつつ、
口の中を火傷しそうになりながら食す。実に美味。

「これは、うどんの上にかけてもきっと美味しい」と思い、
そう言ったらYさんも同意していた。

ちょうど今、おあつらえ向きに三色の生麩が
冷凍庫に眠っている。生湯葉は近所のスーパーでも
手に入る。今ないのはきくらげとえのきと南瓜だな。
切り昆布はあったかな…あ、乾物のがあるわ。
青菜は、同じものではないけど合いそうな種類のがある
(隣県に住む叔母が家庭菜園で作って度々送ってくれる)。

本当ならこの日記、その「作ってみた生麩あんかけうどん」の
画像を載せる筈であった。しかし運悪く昨日、急に体調を崩して
廃人状態。包丁を握れる状態ではないので計画は延期。
週末は作るぞ、「生麩と生湯葉と野菜のあんかけうどん」。
次週に乞御期待。
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by ura_hoshimi | 2006-03-21 14:21 | 食事当番記す