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某所で新月予報を出している「星見当番」の裏日記。裏当番&裏テントチームが執筆を担当


by ura_hoshimi

春の干菓子(もう一人のCG普通科キサラ)

【お針当番記す】

前回のCG普通科キサラには、双子の姉(?)がいる。

彼女のお迎え時期は割と早い。
67キサラの次くらいだったと記憶している。

制服はブレザーで地味、髪型もぺたりとしたひっつめで地味、
でも顔は史子姐さんに似て細眉のクールビューティだったので
結局我慢しきれず買ってしまった。髪は速攻でほどいて洗い、
アイロンでのばした。

春の干菓子(もう一人のCG普通科キサラ)_c0054904_10214643.jpg

2006年春に完成した卵色と薄緑の暈しの振袖に
今年新しく作った帯と帯揚げを合わせて着せた。
薄ピンク地に白と薄紫で桜の浮き出た西陣の帯に
薄水色の帯揚げ。帯締だけ、はっきりした紅色。

春色のお干菓子が入った箱を開けたような
ほわほわした色ばかりを組み合わせてみた。
彼女に似合っているかどうかは微妙だけれど。

春の干菓子(もう一人のCG普通科キサラ)_c0054904_10315861.jpg

両袖広げて、正面。枝垂桜と青モミジの模様。
袖裏と裾回しは青みの入った薄黄色。
見せかけの襦袢の袖は白。伊達襟は桜色。

春の干菓子(もう一人のCG普通科キサラ)_c0054904_10335984.jpg

背面。帯は変わり文庫。
この帯地は色といい柄といい気に入っている。
表地の卵色と黄緑の暈しも好き。

2006年に完成した2着の振袖は、
同じ店で同時に買った縮緬端切れ。
シボが細かく、うっとりするほど柔らかく、
制作途中は泣きたくなるくらい縫いづらかったが
完成したらトロリとした落ち感がすばらしく、
体にそってくれるのでとても着せ付けやすい。

既に50×50にカットされたのがそれぞれ1枚ずつしかなく、
これを買った後いくら探しても、同じ布はどこにもなかった。

春の干菓子(もう一人のCG普通科キサラ)_c0054904_1041204.jpg

バストアップで一枚。
美人なのだけど、どうも撮りづらい人。

鮮やかな青目に水色アイシャドウの史子さんに対し、
同じ目鼻立ちであってもブルーグレー(薄紫?)の目に
薄紫シャドウで、ひどく薄化粧にみえる。

髪色は気に入ってるし、ほどいてストレートヘアにしたら
美人度も増したのだけど。それでもまだ地味かもしれない。

髪がワンレンで中途半端な長さなのが原因だろうか。
たしかに、この長さですぱっと切りそろえられてると
平安時代のお姫様が仏門に入るので短く切ったみたいに
見えるけれど(平安時代にこんな茶髪のお姫様はいない)。

しかしこの人はあの仏教の尼さんがかぶってる
白とか紫の頭巾が似合いそうではある。
カソリックの修道女服は似合わなそうだけど。
(そっちはたぶん、姐さんや小美人の方が似合う)

そんなわけでこの人は時々、お針当番に
「尼御前キサラ」などと呼ばれている。
(振袖の尼御前がどこにいるかと)

春の干菓子(もう一人のCG普通科キサラ)_c0054904_10572398.jpg

実物は、もっと美人なのだけどなあ。
彼女はどうもうまく撮れない。

この人は理系だと思う。化学とか薬学系の。
お針当番の昔の友人に、彼女の雰囲気に似た
薬学専攻の子がいたからそう思うのだけど。
(あくまで雰囲気だけ。ここまでシャープな美人じゃなかった。
髪はもっと短くて、髪型だけなら昨日のカスタムキサラの方が近い。)

複数のことを同時進行ではできなさそうな、
一種不器用っぽい雰囲気も昔の友人に似ている。
無口ではないけれどいささか口下手で、
適当に聴きながすとか適当に話すということが
苦手そうな気もする(これもその友人の性質)。

春の干菓子(もう一人のCG普通科キサラ)_c0054904_1193911.jpg

姉妹(?)で一枚。

「姉さんどうしたの?えらくお嬢様色の着物着て。」

「見合いを兼ねた食事会っ。あんたと同じ色の着物に
あの松葉と鶴の帯を出しといたら若い娘には地味すぎるって
叔母さんが泣くからさ(ぶすっ)。」

「気がすすまないんだ?」

「そうよっ。」

春の干菓子(もう一人のCG普通科キサラ)_c0054904_11154754.jpg

「ふうん。頑張って断ってきてねえ。」

「他人事みたいに。あたしで駄目ならあんたでも、
って思ってるみたいよ。叔母さんも相手の馬鹿も。」

「…頑張って破壊してきてね(あたしに回ってこないように)。」
by ura_hoshimi | 2008-01-06 11:19 | お針当番記す