某所で新月予報を出している「星見当番」の裏日記。裏当番&裏テントチームが執筆を担当


by ura_hoshimi

美老人執事人形がほしい。

お針当番、絶好調。珍しく熱心に更新などしている。

現在、お針当番のもとにいる「娘」たちは3人+1である。
一人、専用衣装を縫ってやっていないために写真のない娘がいる。
「+1」というのはタイニー・ベッツィ・マッコールで、こちらもいまだ写真なし。

キャッスルコレクションで「カオリちゃん」を買う予定なので
(髪色、まだ選びかねている)遅くともこの冬にはもう一人増える予定。

娘たちは増やさないつもりだったが(これからも極力増やさないつもり)、
こう人数が揃ってくると、前々から温めていた夢が頭をもたげてくる。

かなり前、正確には今年の早春ごろからお針当番は野望を一つ抱えていた。

「 執 事 人 形 が ほ し い 。 」

最初に思いついたのは、去年の冬に大量のドール振袖を裁断しているとき。
当時、「娘」は二人しか居なかったのに、裁ったのは十三着分もの布地。
そのとき、「あと二人くらい娘がいてもいいなあ。」と危険なことを考えた。

あと二人というのは、四人いたら細雪ごっこができると思ったから(笑)。
お針当番が構いきれそうな人数は、最大でも五人程度。
今度「カオリちゃん」が来たらその四人に達するわけだけど
本当はシオンもほしい(今のところ惹かれる仕様のが居ないので保留中)ので
ぎりぎり五人までと考えている。

(ベッツィ―今いる一体で充分満足―はこの数には入れない。)

細雪→お嬢様が四人…と連想して、「それならば執事もほしい」と
発想が飛躍した。四人四様の「お嬢様」たちに振り回されて、
(いじめられて、とも言う)心を痛めたり胃を傷めたりする
ナイス美老人の執事人形がほしい。

お針当番、「メイドさんとご主人さま」というシチュエーションには
ちっとも萌えないタチである。メイドさんのコスチュームは可愛いと思うが
メイド喫茶に行きたいと思ったことはない。そもそもお針当番は、
あの「ご主人さま~」呼ばわりが気に食わないのである。

なぜ「ご主人さま」なのだ。「旦那様」と呼びたまえ「旦那様」と。
アラビアンナイトのランプの精じゃあるまいしご主人さまとは何事か。
お針当番にとっては森茉莉における「パイがピーとは何事か」に匹敵する
不機嫌のタネである。しかも、たとえ客を「旦那様」と呼ぶメイド喫茶が
どこかに存在したとしても、女であるお針当番はその店で「旦那様」とは
呼んでもらえないのである。二重に気に食わないのである。

メイド服を仕立てて、うちの史子姐さんに着せてみたい気もあるけれど
娘たち全員に揃いのメイド服を着せて愛でようという気にはなれない。
史子姐さんはとても有能なメイドさんになりそうだけど、
そもそもお針当番の中では姐さんはかなりお嬢さんな人なので
メイド服を着せたところで「他の娘に仕えさせる」ことなど
とてもじゃないけれど出来ない。

(かといって、史子姐さんがメイドないし女中を使っている様というのも
なんとなく想像しにくいものである。執事に命令している様子なら
容易に想像できるんだけど)

「メイドさんとご主人さま」には萌えないお針当番であるが、
「お嬢様(あるいは奥様)と執事」には大変に萌えを感じる。
父親、あるいは祖父の代からずーっと仕えている老執事なら
さらにいい。ついでに美老人だともっといい。

(祖父というのは執事の祖父、という意味であって
お嬢たちの祖父という意味ではない。
うちの娘たちは、お針当番設定では「女系家族」の出身で、
当主は代々女性であるから主人サイドから見た言い方だと
「大おくさまの代から」ということになる)

P.G.ウッドハウスの「ジーヴズ」みたいに切れ者で
(彼は執事じゃなくて正確には従僕。仕えているのは貴族の若旦那)

アシモフ『黒後家蜘蛛の会』の「ヘンリー」みたいに有能で
(彼もまた、執事じゃなくて高級レストランの給仕だが)

「サンダーバード」に出てくるレディ・ペネロープの執事パーカーみたいに
鹿爪らしい顔で仕えながら、主人のためには格闘から金庫破りまでこなす(えー;)

そんなステキな執事になれそうな6分の1美老人ドールはおらんかのう。
日本人執事でも、外国人執事でもいいのだけれど。

外国人の執事が代々仕えている日本人の家っていうのも
面白いと思うのだけど。外国人の執事だったら英国人か独逸人かなあ。
なんだって英国人や独逸人が日本の女系家族に仕えるようになったのかは
大いに謎だけれど。露西亜人と日本人の混血っていうのもいいなと思うのは、
はい、『甘い蜜の部屋』のドゥミトゥリイが頭に浮かぶせいです。
(彼は執事ではなく、別当というか馬の世話係ですが…)

英国・露西亜・独逸あたりの外国出身執事ならば
「ヘンリー」「ジェイムズ」「カスパー」「イワン」なんぞと
名前を呼び捨てにしたいのだけど、日本人の執事だったら
「川島」とか「村山」とか苗字を呼び捨てにしたい気分。

(ちょっと待てよ、「サンダーバード」の執事「パーカー」は
思えば苗字だなあ。ジーヴズも多分、苗字なんだろうなあ。
ちなみにパーカーのファーストネームは「アロイシャス」である。
ジーヴズのファーストネームは不明。)

川島っていうのは今なんとなく思いついた苗字だけれど
(たしか京極堂シリーズに川島っていうキャラクターがいたよな)
中々いいと思う。日本人執事ドールを手に入れられたら、
川島って名前にしてやろう。

執事用の男性ドールは、あまり可動性がなくてもいい。
早い話がフィギュアとかでも構わない。燕尾服か、そうでなければ
執事らしい服を身につけていて、直立不動で立てればそれでいい。
勿論、ボディに可動性があればそれはそれで楽しいだろうが。

譲れないのは「執事らしい顔立ちと髪型」である。
にやにや笑っていてはいけない。謹厳な顔がよろしい。
若くてはいけない。少なくとも中年か、老人に見えなくてはならない。

ホストのような髪型ではいけない。オールバックが最高である。
ブロンドや茶髪ではいけない。黒髪か白髪、あるいは灰色の胡麻塩がよい。
目の色は黒か茶、グレーがよい。シワは、あったほうがよい。
メガネもいい。なくてもいいが、似合っていれば。

ヒゲは、短く刈り込んだ口ひげのみ可。アゴヒゲは駄目である。
お針当番の基準では、アゴヒゲがあっていいのは執事ではなく
「実のおじいちゃん」である。使用人はアゴヒゲ禁止。
ヒゲなしか、口ひげ。口ひげといっても、レット・バトラーみたいな
いやらしいのは駄目だし、ヒットラーみたいな歯ブラシヒゲもイヤだ。
結構難しい。『動物のお医者さん』の菅原教授みたいなのは、まあ許せる。

そーんな難しい条件の人形が、そう簡単に見つかるわけもない。
いっそ素体を買ってきて、自分で植毛・ペイントするしかないか。
しかしヘッド作りは未経験のうえに男人形で老人って難しそうだ。
誰か出来る人を探して頼むにも「執事にしたいので美老人ヘッドを
作ってください」なんて恥ずかしくて言えない。

そう思っていた矢先。
お針当番が考える「執事ヘッド」の条件・八件のうち
六件まで当て嵌まる老人ドールをみつけたのだ。
その仕様はというと…

髪は濃いグレーと白の胡麻塩風。髪型はオールバック。
これ植毛か?モールドにペイントしてあるのか?よくわからないが。
目の色は、何色かはっきりしないがグレーか青と思われる。
眉毛はブラウンぽい色だが許容範囲。
短い口ヒゲがある。髪と同じ胡麻塩。
付属品としてメガネがついている。

と文字で書くと「おお、いいじゃんいいじゃん」と思うのだが。
その実態は…これだ。

ひとつひとつのディテールはいいんだ。
「アルベール」っていう名前も執事っぽくていい。
(フランス人の名前であることには目をつぶる。)
服がいかれているのだって、着替えさせればいいことなんだ。

胡麻塩オールバックで口ヒゲにメガネ、こんなに当番好みの
ステキ美老人パーツがのっかっている土台の顔が、嗚呼…!!
エレーヌおばあちゃんも、とてもおばあちゃんには見えないドールだが
アルベールおじいちゃんもひどい。なんか、この写真だと
口ヒゲがずれているようにも見えるんですけどね。

それでもお針当番の心はぐらぐらと揺れている。
もっとステキな美老人の執事ドール候補が見つからない限り、
こいつを注文してしまいそうでとても怖い。
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by ura_hoshimi | 2006-10-15 01:40 | お針当番記す