某所で新月予報を出している「星見当番」の裏日記。裏当番&裏テントチームが執筆を担当


by ura_hoshimi

デンマークの伝統ショール編んでみた

【お針当番記す】

防寒室内着にしようと思って編んでいたショールが完成した。

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なんとなくマンタを思わせる、この形。
デンマークの伝統的な「紐つきショール」だそうだ。
肩にかけて前を着物のように打ち合わせ、
両端の紐を腰で結んで着用する。

身につけてみるとショールの端が邪魔にならなくて便利。
腕を高く上げることはできないけれど、洗い物や料理くらいなら
充分対応可能。打ち合わせたところが二重になってお腹がぬくい。

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着用すると、こんな風になる(編み図掲載誌より)。
掲載誌は日本ヴォーグ社『毛糸だま』の2010年秋号。

三角ショールは底辺から始めて両端を減らしながら三角にするタイプと
頂点から始めて両端で増やして三角にするタイプしか知らなかった。
これは底辺の中心から編み始めて両端と中央で増し目をしながら
三角形にしていくタイプ。海外の編み図ではポピュラーなやり方だそうだ。

二年くらい前に底辺から編み始める三角ショールを作った。
ターシャ・テューダーが身につけてるガーター編みショールを
目コピしたもの。温かくて重宝してるんだけど、ちょっと小さい。

底辺から編み始めるタイプは、最初の作り目で大きさが決まってしまう。
一度編み始めたら頂点まで編まないと形が決まらないから、
糸が足りなくならないようにあらかじめ見積もっておかないといけない。
ひたすら減らし目をしていけばいいから編むのは楽なんだけど、
融通がきかない。だから、次に三角ショールを編むんだったら
サイズの自由が利くように増目で形作るタイプにしようと決めていた。

デンマーク伝統のこの編み方はすごく効率的。
中心で山を作りながらどんどん成長させていくタイプだから、
万一糸が足りなくなったらそこで終わらせてしまうこともできる。
半端糸を寄せ集めてシマシマにしてもなんとなく格好がつく。
身につける人の体格に合わせて段数を増やすこともできる。

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配色シマシマ。

あみねこ編みにハマっていた頃に買い込みすぎた極細糸と
モヘア糸各色が大量に余っていた。どれも一玉か二玉ずつ、
単色では帽子も編めないような分量である。手袋も厳しい。
さりとて、これを全部使ってあみねこを編んだら
三十匹は生まれてしまう計算になる。

編みこみ模様は糸の引き加減が難しいからやりたくない。
モチーフつなぎは糸始末が面倒だ。大量に糸を消費できて、
何も考えずに編めて、糸始末の回数が少なくて済むものがいい。

書店で『毛糸だま』を立ち読みして「これだ!」と思った。
余り毛糸の吹き溜まりからモヘアと極細糸を取り出して、
似た色同士を引き揃え、8号針で編み始めた。
適当なところで色を変えながら、暇を見て少しずつ。
のんびりやりすぎて一ヶ月近くかかってしまった。

途中から玉数を数えるのをやめてしまったけれど、
ちょっとしたセーター一着分くらいの余り糸を消化できた。
(あみねこ編むのにそれだけの毛糸を買っていたってことだけど)

シマシマ模様は、ランダムストライプジェネレータを使ってみた。
同じショールを編んでいる人のブログで縞の配分を決めるときに
これを使っていたので、真似してみた。使う色を指定して、
使いたい幅をいくつか指定してボタンを押すだけで
自動で多色使いの縞を生成してくれる。なかなか楽しい。

しかし誤算がひとつ。
このショールは編みながら大きくしていくタイプなので
編み進むほど一段に使う糸量が多くなってしまうのだ。
つまりどの色も同じ分量だけあったとしても、後になればなるほど
一玉で編める縞の幅が狭くなってしまう。途中で糸が足りなくなって
ジェネレータで作った配色そのままでは編めなかった。

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縁の部分は本の指定どおり、二色の毛糸を使って
鎖編みと引き抜き編みでネジネジふちどり。

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このショール、気に入ったのでまた編み始めている。
今度はメリノ毛糸の並太一本どり、6号針で。
仕事帰りに時々覗く手芸屋さんがリニューアルしたときに
ワゴンセールで半端玉が定価の4割になっていたので
買い占めてきた、ハマナカエクストラファイン。

薄いグレー6玉、チャコール1玉、濃紫1玉、ローズ2玉。
チャコールと薄いグレー半玉ずつを縁取り用に残して、
裾の方に濃紫とローズとチャコールで縞を入れるつもり。
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by ura_hoshimi | 2010-11-07 20:22 | お針当番記す